東海道線・高崎線・総武快速線などの「普通列車グリーン車」では、車内販売を実施しいます。
例年は11月第一週から「温かいお茶」を車内販売していましたが、今年の販売は無くなりました。
複数のアテンダントセンターのアテンダントさんに確認しました。
【1】普通列車グリーン車の車内販売
首都圏の中距離を走る東海道線・横須賀線・総武快速線・高崎線・宇都宮線・常磐線(土浦以遠発着)は、10~15両編成。
このうちの2両が、別料金が必要な「2階建てグリーン車」となっています。
リクライニングシートで、ゆったりと通勤できます。
このグリーン車では、車内販売を行なっています。
グリーン券を持たない人から、車内を巡回して料金をいただく仕事をすると同時に、快適な乗車のための車内販売を併せて実施しています。
東海道新幹線の普通車から車内販売が無くなりました。
でも普通列車グリーン車では、グリーン料金を受け取る仕事がありますので、現在も車内販売を維持できているわけです。
車内販売品は、缶やペットボトルに入った品物です。
長期保存可能なパンはありますが、日持ちしにくい弁当やサンドイッチはありません。
ビールや缶コーヒーはありますが、ポットから注ぐホットコーヒーはありません。
【2】温かいお茶
今まで、車内販売では飲み物は、基本的に冷たいものだけでした。
ただ、乗客からの要望に応えて、11月からの冬期は温かい飲み物も期間限定で販売していました。
今年も11月になり、そろそろ温かいお茶の時期かな?と思い、アテンダントさんに確認したところ、今年度は温かいお茶の販売はしないと説明がありました。
昨年度は、上の写真のような缶入りで、温めても冷やしても飲める容器でした。
以前は、ホット専用の容器で販売していた時期もあります。
昔、某アテンダントセンターで「ホット」を大量に発注してしまい、4月になっても温かいお茶を販売していたことがありました。時期によって温めるか冷やすか変えられる冷温共用とでもいえる容器が便利なのです。
【3】温かいお茶打ち切りは仕方ない
温かいお茶の販売打ち切りは、車内販売を5000日で1万回利用した私のようなマニアにとっては、残念と言えます。
でも仕方ない面があるのは、十分に理解できます。
★温める機械が小さい
温める保温庫とでも言うべき機械は、大きくありません。
たくさん温めておくわけにはいかないのです。
更に、たとえば高崎線から東海道線に直通する上野東京ラインですと、東京駅から乗務するアテンダントさんにとっては、高崎線で温かいお茶が売れてしまった直後なら、手元に温かいお茶無しの状態になります。「ただいま温かいお茶がなくて申し訳ありません」と何度もお詫びすることになります。
★カゴに入れているうちに冷めてしまう
カゴに入れてグリーン車2両を巡回すると20分。初めに入れた時は温かかったお茶が、冷めています。
冷たビールなら、チューハイなど冷たい物が隣ですから、ぬるくはなりにくいです。
凄腕アテンダントさんは、温かいお茶を布巾で包むなどして保温に努めていますが、手間がかかるのは事実です。
【4】季節感を感じる
車内販売を5000日間で10000回、1日平均2回のヘビーユーザーの私です。
冬が近づいたと感じる大きな出来事が、普通列車グリーン車で「温かいお茶」が買える時期になることです。
温かいお茶を買って、もうすぐ冬だなあと実感するのです。
基本的に普通列車グリーン車の車内販売では、季節感が表せません。
クリスマスにアテンダントさんが赤いサンタの帽子をかぶることは無いですし、桜の季節になっても販売メニューが変わることは基本的にありません。
【4】他の新製品も試そう
普通列車グリーン車では、どんどん新製品が発売されています。
そのうち、いくつかを紹介します。
★サントリーGINソーダ
辛口のお酒です。食べ物と一緒なら楽しめても単品だとツライです。
普通列車グリーン車の車内販売、取り扱い品のメニューはこちらです↓
■参考・今までの記事
★普通列車グリーン車の記事の目次です↓
★先月10月に書いた新製品の記事です↓