渡り蟹カレー&トマトスパゲティ《サフィール踊り子・カフェテリア》 | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

サフィール踊り子に乗って、カフェテリアを利用してきました。

 

【1】サフィール踊り子

「サフィール踊り子」は、主に東京から伊豆急下田の間を走る特急です。

全車グリーン車の豪華な特急です。

更に豪華な「プレミアムグリーン車」と「グリーン個室」も連結しています。

■3列座席のグリーン車

充電できるコンセントもあります。

 

■2列座席のプレミアムグリーン車

非常にゆったりとした座席です。

 

以前の車両に関しての記事はこちら↓

 

 

【2】カフェテリア

8両編成の「サフィール踊り子」、その中央4号車には、カフェテリアがあります。

このカフェテリアで、予約制の料理が楽しめます。

カウンター席と、4人が座れるテーブル席があります。

人数を制限して、アクリル板を設置して感染対策をしています。

 

 

【3】渡り蟹カレーを食べる

往き《サフィール踊り子3号》品川12:38→熱海13:51

往復でカフェテリアを利用しました。

往きは「HONDAプレミアム 渡り蟹カレー」を予約しました。

ワタリガニが入っているだけあって、値段は1850円と、やや高めです。

カレーの中に、カニの身が結構入っています。その他に硬い殻の中にも、少しは食べられる身が入っているのでしょうが、カレーが付いているので取ろうとすると、手やテーブルが汚れてしまって厳しいです。

値段に見合った味だとは思いますが、量が少なく、「軽食」というイメージです。

話のタネというか、良い思い出にはなりますね。

まあ、サフィールに乗る乗客は、1泊2万円以上の伊豆の高級旅館に泊まって、豪華な夕食が待ってるので軽食でもOKでしょう。

 

 

【4】伊豆産フレッシュトマトのスパゲティーを食べる

帰り《サフィール踊り子2号》熱海15:31→品川16:42

「伊豆産フレッシュトマトのスパゲティー」1100円をいただきました。

ミネラルウォーターと、パンもついています。

見た目もキレイですし、美味しいです。

癖がなく、子どもにも人気だと思います。

問題は、ボリュームが少ない点です。

普段から吉野家の牛丼大盛を食べている人なら、2皿頼んでもやや物足りないでしょう。小さなパンをつけても不足します。

まあ、私のように乗車区間を100km超えないように品川~熱海だけにして、グリーン料金・特急料金をケチる鉄道マニアは、本来想定している客層とは異なるのでしょうから、JR東日本は耳を傾ける必要がない戯言ですね。

 

【参考】今までのカフェテリアのメインメニュー

今までは基本的にはヌードル(ラーメン)でした。

運転開始から約1年経って、パスタとカレーになりました。

 

 

【5】車内販売の利用

車内販売で購入した品を、座席でいただきました。

■カップアイス

渡り蟹カレーと一緒に予約した「ハニーミルクジェラート」500円です。

サフィール踊り子のオリジナル商品だそうです。

カフェテリアの利用は20分と限られていますから、座席に戻って食べました。

何も言わないのに袋に入れてくれて親切でした。

席に戻って食べたときは、木のスプーンが簡単に刺さりました。

 

■ホットコーヒー

「渡り蟹カレー」を食べて、席に戻りました。

その後に車内販売のワゴンが来ました。

何にしようか迷いましたが、定番のホットコーヒー350円にしました。

カップがロゴ入りで、カッコイイんです。

 

■だいだいサイダー

帰りの車内販売では、「だいだいサイダー」を頼みました。

ノドの具合が変だったので、スッキリしました。

 

 

【6】カフェテリアを予約する

カフェテリアの予約が、実は慣れない人にとっては、かなりの難関です。

スマートフォンから、「サフィール踊り子のホームページ」にアクセスすると、予約のページにたどりつきます。

携帯電話の番号を入力するとショートメールが届き、そこに載っている認証番号を入力して予約します。

私は今まで4回予約して、今回が5回目・6回目でした。

5回目の予約は、問題なく取れました↓。

このバーコードを、提示すれば当日の受付完了です。
往きは問題なかったのですが、帰りの画面が出ません。

予約はされていない、と画面に表示されていました。

カフェテリアまで出向いて、アテンダントさんに確認したら、予約はされていないとのこと。

操作の過程の途中だったのに、予約完了と勘違いしたようです。

実はこの時間の予約客は、ひとりもいなかったので、すぐ「予約なし」と分かったのです。

これは「2号が食事の時間とずれている」のに加えて、「火曜水曜は1往復の運転ですが、木曜は土曜日曜と同じ2往復なので客が分散した」という事情もあったと思います。

 

すると、アテンダントさんは、このような対応をしてくれました。

「予約なしでもどうぞ(^^♪」

席が空いていて食材に余裕があったからなのか、当日払いでカフェテリアの利用ができたのです。

伊豆の温泉客に多い年配者は、スマートフォンの操作が苦手な人も多そうです。

駅で「食事券」を販売するのは非現実的で、適切な代案は出せないので、仕方ないかなあ。

 

 

【7】利用時間は20分だけ

カフェテリアの利用時間は、20分と短くなっています。

これは最善とは言い難いですが、苦肉の策だと感じます。

予約制でないと、スタッフの人数の手配や食材の準備が難しいでしょう。スタッフと食材を揃えて利用を待っていたら、ほとんど利用がないなんて事態になりかねません。

そして、楽しみにしていたのに行列で食べられなかったとなると、逆に不満が出そうです。

だから、予約制は順当だと思います。

利用時間を30分40分にのばすと、回転率が下がるので、メニューの値上げになりかねません。

そもそも伊豆の高級旅館で、豪華な料理を食べる客に、少し値上げしても2000円前後の料理で満足感がどこまで出せるのか難しい判断です。

あるとすれば、お酒やサイドメニューを充実させたうえで、30分に延ばすくらいでしょう。

(新型コロナが収束した後の話でしょうけど)


なお、今回は私も同じ時間帯に利用した客も、20分滞在しませんでした。

17分くらいで席に戻っていきました。

これは「全員が男1人の鉄道マニア風の客が黙食で利用」「お酒が取り扱い停止中」「スパゲティもカレーも量が少ない」という点が、大きく影響していると思います。

 

 

【8】他の車内販売とは別扱い

JR東日本の他の列車とは、車内販売の扱いが異なっていました。

■お酒の販売無し

「はやぶさ」等の新幹線、「あずさ」等の在来線特急、普通列車グリーン車では、車内販売でお酒の販売が10月11日から復活しました。

ただし、「サフィール踊り子」は別扱いで、現在もお酒の取り扱いはありません。

■スイカで10円引きは無し

普通列車グリーン車では、Suica、PASMO等の交通系ICカードで支払うと、代金は10円引きになっています。

ですが、「サフィール踊り子」と、リゾートしらかみ等の「のってたのしい列車」は、10円引きにはなりません。

↓写真のように普通列車グリーン車の車内販売では、ネクター白桃は170円のところ10円引きです。

 

【9】高い接客水準

「サフィール踊り子」のカフェテリアと車内販売を、今回は往復とも利用しました。

往きの3号、帰りの2号とも、車内販売に巡回するアテンダントさんは、案内は適切で手際よく感じが良かったです。

カフェテリアの受付、案内、提供のアテンダントさんたちも、笑顔で丁寧な接客をしてくれました。

もともと選抜されたアテンダントさんたちですし、優れた仲間の仕事っぷりを普段から近くで見るわけですから、参考にして、どんどんレベルが上がるのでしょう。

 

品川で降りる際に、2人のアテンダントさんが見送りにデッキまで来てくれました。

私は「サフィール踊り子」7本目(うち6回はカフェテリア利用)ですが、見送りに来てくれた2人とも、偶然「サフィール踊り子」運行開始以前から、他の列車の車内販売で何度も購入した販売員さんでした。 こういうの大変嬉しいです。

 

 

【参考】今までの記事はこちら↓