羽越線の観光列車「海里」に乗ってきました。
乗車2回目の今回は、下りのコンパートメントに乗りました。
【1】海里とは
「海里(かいり)」は、新潟駅と酒田駅の間を走ります。羽越線と白新線を走る快速で、4両編成の観光列車です。
2019年10月から走り始めましたので、デビューから1年半経っています。
【2】赤い車体
海里は、ディーゼルハイブリッド車両です。
先頭は赤と黒の塗色です。
赤色は夕日をイメージしたサンセットオレンジ、白は新雪を表しているのだそうです。
目立ちませんが「KAIRI」と書かれています↓
中間の2号車と3号車は、赤ではなく銀色の車体になります。
新しい車両ですから、カッコいいですね。
【3】1号車の座席
酒田寄り1号車は、リクライニングシート30席です。
快速の指定席扱いですので、青春18きっぷプラス指定席券840円でも乗ることができます。
前の座席との間隔(シートピッチ)が広く、快適な座り心地だと感じます。
新しい車両で、快適です。
【4】2号車のコンパートメント
2号車は、4人グループ向けのコンパートメント席です。
こちらも840円の指定席券で乗ることができます。
扉はないものの、プチ個室状態です。
私は今回、1人でコンパートメント席に乗りましたが、人気がある季節だと、相席になる可能性が高くなります。
弁当を広げるには十分な広さのテーブルがあります。
アクリル板を設置しているとはいえ、時節柄、大声で話し続けるわけにはいきませんが。
このコンパートメント席の特色は、座席を引き延ばしてフルフラットにできる点です。
上の写真は、右だけ座席を引き延ばした状態です。
左右両方とも引き延ばすと、下の写真のようになります。
このコンパートメントには、コンセントが1か所ついています。
スマホの充電ができて便利でした。
コンパートメントには、2か所のライトをつけられます。
テーブルの窓の近くに設置されている半円状のライトを、トンネル内でつけると写真のようになりました↓。
日没後だと雰囲気が出ます。
私は「海里」の指定券を買いに行って、指定券券売機で確認したら、1号車のリクライニングシートは、海側の窓側は全部、山側も多くが埋まっていました。窓口でコンパートメントを確認したら、1両で1人しか埋まっていない状態でした。
そんなわけでコンパートメントを狙ったわけです。
コンパートメントは、特に小さな子どもと一緒の家族連れには、絶好の席でしょう。
コンパートメントの席は、全部海側です。
通路もオシャレです。
【5】4号車のダイニング
新潟寄り4号車は、食事がセットになった旅行商品を利用する客の車両です。
アテンダントさんが、丁寧な応対をしてくれるようです。ただし、指定席車両の客は立ち入りできません。
↑写真は2019年12月撮影
旅行商品ですと割引切符が使えませんが、旅行商品もいいですねえ。
【6】3号車・売店イベントスペース
3号車は、売店とイベントスペースです。
イベントスペースは、コロナの影響でイベントが開催されてはいませんでした。
売店では、飲食物とグッズの販売があります。
指定席の客でも、お酒やコーヒーを買えます。ただし弁当などの腹の足しになる品は予約制です。
メニューを見ると・・・
飲み物は、かなり充実しています。
ただし、おつまみは普通列車グリーン車でも買える簡単な品が中心です。
まとまった食べ物は、駅で何か準備したほうが良いでしょう。
地元の特産物とグッズは、現物が置かれています。
「はやぶさ」「ひたち」等、JR東日本の観光列車の車内販売は、3/25現在休止していますが、「海里」「ハイレール」等の観光列車では営業しています。
ちなみにメニューは、コンパートメントの席に貼られた二次元コードからも読み取れます。
読み取ったら、スマホに画面があらわれました↓。
車内販売で買った品物ですが、
1回目は、生ビール510円です。
駅で買った弁当を、生ビール「風味爽快ニシテ」で食べました。これは美味いです。
2回目に出向いて、山形おこし400円を買いました。
海里のデザインの水も、130円と安かったので一緒に買いました。
スタンプも3号車のイベントスペースに、用意されています。
【7】桑川駅で停車
桑川駅で、上り下りとも停車します。
桑川駅は、海の目の前ですから、海岸の岩場に出ることができます。
羽越線は、日本海がよく見える区間がありますが、やはり海まで歩けるのは大きいです。
季節によっては、晴れれば、日本海に沈む美しい夕日を眺めることができます。
そして、桑川駅の建物では、土産物が買えます。
人気なのは、「日本海ソフトクリーム」300円です。
美味しいものの、量は少ないです。地元の方が食べていた350円のアイスはボリュームあって、むしろそちらの方が良かったな。
【8】河川敷の歓迎
白新線の途中の河川敷で、関係者が海里に向かって大きな手を振ってくれました。
車掌からも放送で案内がありました。
■以前の「海里」の記事です。
車両はこちら↓
車内販売はこちら↓
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
1ヶ月間、泊まりでの乗り鉄は控えていましたが、明日から四国に出かけます。四種類の観光列車に乗ってきます。