京都・兵庫の北部を中心に走る「うみやまむすび」車両。
観光客向けに1両だけの気動車として運転されることが多くなっています。
この9月には、温泉地・城崎温泉駅と、日本三景の天橋立駅の間を、「城崎・天橋立ダイレクト」運行が行われました。
■うみやまむすび、華やかな塗装
9月の土曜休日に、城崎~豊岡~天橋立を1日1往復、山陰本線と京都丹後鉄道に乗り入れる「城崎・天橋立ダイレクト」運行が行われました。
「うみやまむすび」車両に乗りたかったのに加え、観光列車としてのイベントがあると聞いていました。
運よく「くろまつ」に2本乗る合間に、乗車できるダイヤでしたので、乗ることにしました。
「うみやまむすび」車両は、1両だけの気動車です。
キハ40車両が、かなり華やかな色になっています。
車両の横のハートの形も上品で美しいです。
■窓を向いた座席も
車内には、2種類の座席が配置されています。
座席の片側は、2人掛け転換クロスシートです。
新快速と同じような座席です。↓
もう一方は、窓側を向いた座席です。↓
こちらの方が、圧倒的に人気があります。始発の天橋立駅で扉が開いたら、多くの人はこちらの座席を狙ってきました。
私は空いている転換クロスに座りましたが、普段は見られない斬新な座席に座りたい気持ちは理解できます。
1人で乗る客は少数派ですので、1席だけ空いていました。
■車内設備
車内の中央には、JR西日本の観光快速では定番の地元の工芸品が飾られています。
陶器については、私は詳しくありません。風鈴もありますね。
上にはアルコール消毒液が置かれています。
車内の前後には、観光案内が流れるモニターがあります。
城崎温泉に泊まり、天橋立の観光に便利な列車です。
観光客が多いわけですから、これは適切でしょう。
キレイなトイレも完備されています。
これは快適です。
■おもてなし
さて、乗客に向けて、いろいろな品が配られました。
天橋立~豊岡の区間は、JR西日本でなくて京都丹後鉄道ですので、京都丹後鉄道のハッピを着た方が担当しました。
《1》パスポートと記念乗車証
《2》アンケートで景品
アンケートをスマホで回答すると、カニを食べるスプーン?がもらえます。
私も話のタネに記入して、景品をゲットしました。
「カニカニ日帰りエクスプレス」と書いてありますね。
《3》抽選会で当たる
そして、抽選会です。
記念乗車証に書かれている番号が読み上げられます。
私も運よく当たりました。ICOCAの宣伝用景品ですね。
《4》飲み物
全員に飲み物が配布されました。
乗車券のみの列車で、飲み物配布!? 有難いです。
私は次に「くろまつ」地肴コースに乗りますから、天橋立の次の停車駅・夕日ヶ浦木津温泉駅で降りて、折り返しました。
関係者にとっては、1区間だけの鉄道マニアにこれだけ渡すのは渋い顔するかもしれませんが、お許しを。
■夕日ケ浦木津温泉駅
折り返しの列車が来るまで、足湯を楽しみました。
棒線駅ですが、ホームに足湯があるのです。
奇麗に作られていて、プチ和風庭園です。
足湯は「しらさぎの湯」と書かれていました。名古屋~米原~金沢の区間とは離れていますが。
なぜか水温は低く、冷たかったです。
暑い日でしたから、特に気にはなりませんでしたけど。
JR西日本の「うみやまむすび」車両が、今回京都丹後鉄道に乗り入れたのですが、
宮津駅の直営「114kmカフェ」に登場した品はと言うと「海と山のしあわせおむすび」。
こういうネーミング、好きだなあ。