ストーブ列車に乗車【前半】@津軽鉄道 | 車内販売でございます。

車内販売でございます。

車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

青森県の五所川原と津軽中里を結ぶ津軽鉄道。

津軽鉄道では、冬には有名なストーブ列車が運転される。

今回は3年9か月ぶりに、この「ストーブ列車」に乗ってきた話。

 

【1】ストーブ車両

12月のある平日に、ストーブ列車に乗車した。

この日は、ストーブ車両が2両、一般車両が1両、計3両編成で運転されていた。

2両のストーブ列車のうち、1両は団体向け。

この日は、団体が乗らなかったため、ストーブ列車は個人客向けの1両だけ使用されていた。

気動車にけん引される客車は、最近はほとんど見かけないから、それだけでも貴重な存在だ。

車内の様子が、こちら。

年季の入ったボックスシートだ。レトロ感満載だけど、汚くはない。

手入れは、しっかりされていると感じた。

そりゃそうだ、いくら煙突があるといっても、石炭を焚いているのだから、すすだらけになっても不思議ではないけど、手入れはよくできている。

こちらがストーブだ。ストーブは、1両に2か所ある。

石炭の塊を、目の前で見るのは久々だ。

下り列車は、私を含めて10人の客が、ストーブ車両に乗車した。

10人なら、ストーブの前の特等席も含め、選んで座れる人数だ。

時々、火力を強くするために、車掌さんが石炭を追加していた。

石炭を入れる光景は、蒸気機関車に石炭を入れる姿と似ていて、テンションが上がってくる。

 

【2】ストーブ列車料金

ストーブ列車に乗るには、運賃のほかに「ストーブ列車券」が必要だ。

全区間乗る場合だと、運賃850円に加えて、ストーブ列車の料金400円の追加が必要だ。

指定席ではないから、空いている席から選んで座ることになる。

観光客なら400円追加するのがお勧めだ。

車内販売も観光案内もあるから、観光客なら絶対にストーブ車両だ。

地元の客は、観光案内は不要だから、一般車両に乗ることになる。

 

【3】一般車両

ストーブ料金が不要なのが、一般車両だ。

気動車の「走れメロス号」だ。ストーブ列車以外は、この気動車が、気動車だけで走る。

車内は、気動車としては一般的な座席だ。

ボックスシートが多いが、ロングシート部分もある。

 

【4】この日は吹雪

この日は、風が強かった。

私は津軽鉄道に乗るために、川部から五所川原まで普通列車に乗った。

ところが強風で、「深浦行き」だったのに、「鯵ヶ沢止まり」となってしまった。

一部区間が運休となるくらいの強風だ。

雪が降っていた時間は短かったが、風がすごく強かった。

一度降り積もった雪が、強風で舞い上がってきた。

窓が閉まっていても、隙間から粉雪が入り込む。

赤い〇が、入り込んだ粉雪。

そして分かるかな?赤い矢印の向きに、雪が吹き込んでいる状態だ。

強風対策のため、沿線に風よけが作られていた。

 

【5】津軽五所川原駅

津軽鉄道の起点の津軽五所川原駅。

待合室は、けっこう広い。

そりゃ寒い中、ホームで待つのは、しばれるや。

奥には、津軽鉄道の「ねぶた」が、飾られている。

こういう記念撮影用のボードも、用意されている。

インスタ映えを狙う人には、ありがたいサービスだ。

ホームの隣には、雪をかきわけるラッセル車が。

 

ストーブ列車の車内販売等、続きは次回。