JR四国の下灘駅と言えば、全国的に有名になった駅だ。
非常に海に近い駅で、素晴らしい見晴らしの無人駅。ここ数年、訪れる人が急増している。
(写真は2018年5月6日、天気は雨)
観光列車「伊予灘ものがたり」も、下灘駅に停車して、下車観光ができる。到着すると、大勢の客が降りてきて、記念撮影をする光景が見られる。
ここ3年くらいは、下灘駅そのものが、有名な観光地と言える賑わいになってきている。
ある日、私が「伊予灘ものがたり」に乗って下灘駅に着いたところ、やけに観光客が多いなと感じた時があった。そこで、下灘駅で出迎えた人を数えたところ、28人だった時がある。乗客50人とアテンダントさんを加えて、約80人がホームに立ったことになる。大賑わいである。(この時ではないが比較的多い日の写真がこちら↑)
私は今まで34回、「伊予灘ものがたり」に乗って、下灘駅に降りたった。
上の写真のように、空と海が青い時は、1時間いても飽きそうもない。
なお、当初は「らぶらぶベンチ」が名物だったが、今は下灘駅そのものが観光地となっていて、あまり座ろうとする人はいない。
落ち着いて下灘駅に滞在したいと思い、このゴールデンウイークに、初めて普通列車に乗って、下灘駅に降りた。
ただ運が悪いことに、雨が降っていたため、ほとんど何もできなかった。
駅前の白いコーヒー店「下灘珈琲」↓も、行列ができていて買えなかった。(列車が来る2分前に行列がなくなった時の写真)
やむを得ず駅舎の中で、次の列車を待つしかなかった。
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このような人気の下灘駅ではあるが、問題点が指摘されている。
昨年2017年9月には、このような張り紙が2枚、掲げられていた。
テレビで何度も下灘駅が登場するようになり、「ご乗車の妨げ」になることがあったようだ。
乗りにくい状態というのは、よほどのことだったと感じる。
そして、この時は下のように絵入りで注意事項が掲げられていた。
そして今回、2018年5月の連休中には、このようなポスターが貼られていた。
拡大すると、こういう内容である。
線路への立ち入り、運転席へのフラッシュ、花壇への立ち入り、迷惑駐車といった、当たり前の禁止事項が書かれている。
この「下灘駅のマナー」に関する内容は、5月17日現在、JR四国のホームページのトップページから、目立つように読めるようになっている。トップページはこちら。注意の内容はこちら。
全くの撮り鉄初心者なら、フラッシュ撮影の影響に気づかないということはあり得るかもしれないが、「線路に立ち入らない」「花壇に入らない」「迷惑駐車をしない」くらいは一般常識だから、知っていて当然だ。
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ただ、JR四国や地元の方々も、できる対策を取り始めた。
駐車場の案内だ。
下灘駅の近くで、自動車を停められる場所の案内だ。
下灘駅には、もともと小さな無人駅だから、車を停められるスペースは少ししかない。
下灘駅を昼間に発着する列車は、1~2時間に1本しかない。駅ではあるが自動車の方が、便利と言っても良い場所にある。
これは、隣りの駅「伊予上灘駅」から徒歩3分の施設「ふたみシーサイド公園駐車場」に自動車を停めて、列車で下灘駅を訪れようというわけだ。
接続や滞在時間の表示もあって、とても親切と言える。
その「ふたみシーサイド公園駐車場」に行ってみた。
上の写真↑の通り、広い駐車スペースがある。広いから、連休中の昼間でも満車にはなっていない。
土産物も販売していて、便利だ。
下灘駅は、海に近いけど、海岸には出られない。でもここなら、海岸に歩いて行って、海水に触れることができる。
私も「ふたみシーサイド公園駐車場」の目の前の砂浜に出た。海水に触れたが、けっこう温かった。
隣の伊予上灘駅からとはいえ、やはり列車に乗って下灘駅に行くという方法は、趣があるのではないだろうか。
伊予上灘駅では地元の方々にお世話になったが、近いうちにまとめる。