わたらせ渓谷鉄道で、2本のトロッコ列車に乗った。
2種類の車両について、前回まとめた。前回の話は、こちら。
今回は、いよいよ車内販売について。
【1】トロッコ弁当を買う~わたらせ渓谷号~
大間々から、「わたらせ渓谷号」のレトロな客車に乗った。
弁当を車内販売で買う予定だったが、予約客が優先だ。予約客が買った後に、予約なしの客の番になった。
待ってましたとばかりに、列車の最後部の販売場所に向かった。
買ったのは、「トロッコ弁当」だ。
列車の写真が弁当箱に載っていて、雰囲気が出ている。
いろいろな食べ物が入った幕の内のような弁当だ。
値段は930円。妥当な価格かな。
もう一種類、「やまと豚弁当」↓も販売している。手ぬぐい付きで1030円。
こちらは、前回2013年に食べたから、今回は「トロッコ弁当」にした。
【2】昔懐かしいお茶~わたらせ渓谷号
弁当の横にあったのが、昔ながらのお茶だ。100円と安かったこともあって、購入した。
発車してすぐ弁当と共に売る形なら、結構合理的だ。
昔ながらの雰囲気も出て、風情を感じるし。
また、フタをオチョコのようにして飲んだのだった。
昔懐かしいお茶を、人吉駅で買った時の話はこちら。
【3】ワゴンでカレーパンを買う~わたらせ渓谷号
弁当を食べ終わったころ、ワゴンがやってきた。
お茶100円や、ホットコーヒー300円もあった。コアラのマーチも載っていた。
私が「何か地元の名物のようなもの、ありますか?」と尋ねたら、「カレーパンがあります」と答があった。帰りに食べるのも良いかなと思い、カレーパンを買うことにした。
あとで食べたところ、冷たくなっても美味いカレーパンだった。
サクサクしていてカレーが沢山入っていて美味かったから、300円とやや高くても、損はしたとは感じない。
【4】グッズ販売のワゴン~わたらせ渓谷号
その後、グッズを積んだワゴンがやってきた。
いろいろなグッズが載っていたが、買わなかった。
【5】クッキーの単品販売~わたらせ渓谷号
今までの弁当やワゴンの販売は、2人の車内販売員が行っていた。
ところが次にやってきたのは車掌さんだ。車掌さんによるクッキーの単品販売があった。
その名も「タブレッドクッキー」だ。
単線区間の衝突防止のために使われていた、タブレットの形のクッキーだ。5枚で950円と高いとも言えるが、売り上げが、わたらせ渓谷鉄道の枕木購入代金、障害者施設の運営資金に充てられる。だから勢いで買ったわけだ。
このように、トロッコ「わたらせ渓谷号」では、多彩な車内販売が、行われているわけである。
次は、折り返しで乗った「わっしー号」の車内販売だ。
【6】こんぺいとう~わっしー号
沢入駅からの帰りは、「わっしー号」に乗った。
買ったのは、金平糖(こんぺいとう)だ。
1瓶が480円になる。ちょっとしたお土産に良いな。
【7】様々な品物~わっしー号
2両編成の「わっしー号」では、販売カウンターで車内販売をしている。
車内販売は、車掌さんの手が空いている時に行う。だから、駅への発着時など他の業務がある時は買えない。
でも何を売っているかが一目で分かるから、助かるや。
ドロップ400円、わ鉄カレー500円、パスターレ360円。
結構いろいろあるな。
飲み物はクーラーボックスに入っている。どんなのかは分からないが、サイダー100円とは、車内販売では激安と言える。
ミニタオルやキーホルダー等グッズも豊富だ。
【8】更にカレーパン
実は、もう一個、カレーパンを買った。
神戸(こうど)駅は、弁当を作っているレストラン清流もある車内販売の基地のような場所だ。
この神戸駅に「わっしー号」が着いたところ、販売員が車内に乗り込んできて、車内販売を始めた。みそ田楽や弁当も売っていたが、みそ田楽は嫌いだし、弁当はさっき食べたばかりだ。でも斬新な販売だから、何か買いたかった。そこで、カレーパンをもう一個かうことにした。
カレーパンは、帰りの普通列車グリーン車で、食べたのだった。
わたらせ渓谷鉄道は、こうして見ると、車内販売が結構充実していると思う。
どうせ乗りに行くなら、車内販売の弁当か、レストラン清流で食事するなど、風情ある食事をしたいものだ。お土産も充実していて、結構使える。購入することで、ローカル線の支援につながるわけだ。
東武線の運賃は、わたらせ渓谷鉄道への乗り換え駅・相老までだと、浅草から東武で片道1200円と案外手軽に行ける。のんびりできるローカル線、いいね。