小学生が、駅弁を考案して、販売する・・・こんな取り組みが実現した。
新潟県の上越市立大和小学校の子どもたちが、総合学習の一環として、駅弁を考えた。
考えるだけでも勉強になるのだが、現実に作って販売できれば、子どもたちの励みにもなると考えたようで、直江津や上越妙高で駅弁を作っている「ホテルハイマート」に話を持って行った。そして、ついに小学生が考えた駅弁が、実際に売られるようになったわけだ。
その駅弁が、これ↓
「北国街道お弁当」1300円だ。
フタを開けると、美味そう!
北陸本線と信越本線沿いの食材が、ふんだんに入っている。
ちと高い感じはするが、品数も多く、ボリュームも結構あるから、順当な価格と言えそうだ。
各地の食材は、きんぴらごぼう、くるみ、えびかに、切り干し大根、野沢菜などだが、主なものは包装紙に描かれている。
他県にもまたがる「北国街道」の総合学習の一環だから、新潟県内に限らず、長野や富山の食材も入っているわけだ。
そして、中身を考えた小学生たちの写真が、バッチリと入っている。
この「北国街道お弁当」を買ったのは、北陸新幹線の上越妙高駅だ。改札を出たところにある弁当店「山崎屋」で購入した。
店の前には、この弁当の宣伝が、でかでかと出ている。
一押しの弁当なのだろう。
実は私は、この弁当を、発売初日に買おうとしたが、売り切れだった。
発売初日の3月12日に、私は偶然にも「えちごトキめき鉄道」の観光列車「雪月花」に乗車した。直江津駅のホームの弁当立ち売りでも、販売していると聞き、直江津駅で買おうとした。
ところが、北国街道お弁当は売り切れだった。
午前中に売り出されて10分で完売したそうだ。
これは無理もない話で、考案した小学生や家族は、やはり買いたくなるわけで、初日はすぐ完売になるのは、当然と言えば当然だ。「雪月花」が着いたのは、午後2時過ぎだから、仕方ない。
4月になって、「湯沢シュークラ」に乗ることになり、午前中に上越妙高に降り立った。
今度こそ!という想いで、「北国街道弁当」を狙った。買うことができて、「湯沢シュークラ」の車内で、地酒を飲みながら、弁当を食べることができたわけだ。小学生たちの気持ちが入っている弁当だから、美味いわけだ。
《参考》
上越タウン情報
新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/biyori/odekake/062896.html