【1】近鉄「つどい」とは?
「つどい」は、普通の通勤電車を改造した3両編成の観光列車だ。主に子どもを連れた家族連れを想定した楽しい車内になっている。
伊勢市と賢島の間だけ、土曜休日に1日2往復運転される。
【2】楽しい塗装
「つどい」の外観は、格好良いとは言えないが、楽しいと言えそうだ。
車両に描かれた絵は、伊勢志摩が自慢の風景となっている。伊勢神宮の参道、ペンギン、伊勢海老などなど。
この「つどい」は、大阪や名古屋には来ないから、伊勢志摩に近鉄に乗って行かなくては、乗ることも見ることもできないわけだ。この車両が鶴橋駅に停まれば、大勢の人に注目されるのだけどなあ。
【3】窓を向いた座席
1号車と3号車は座席車だ。定員制で席は決まっていないが、この日の乗客は2月上旬のシーズンオフだけあって約20人だけ。自由に選ぶことができた。
近鉄の線路から海が見える区間は、あまりない。ただ、観光列車だけに、「楽しそう!」「こんな列車があるの!?」と強いインパクトを得るために、窓側を向いた座席になっている。テーブルもあるから、飲み物を置くこともできる。
両側にテーブルも設置したため、真ん中の通路は狭い。座席はリクライニングしない。運賃の他に300円の追加で乗れるから、問題とは思わないが。
【4】こども運転席
賢島寄り3号車には、子ども向けの運転席がある。運転レバーもあって、運転士気分になれる。鉄道好きの子どもには極楽だ。
記念撮影用に、運転士の帽子と上着も置いてある。
【5】海の遊び場
真ん中の2号車には、「海の遊び場」がある。ゴムボールがたくさん入っていて、子どもが中を泳ぐことができる。水戸岡車両だと木のボールだが、こちらはゴムボールのプールになっている。
唯一の欠点は、すぐプールからボールが飛び出てしまうことだ。イタズラ小僧は、ボールを友達に投げていた。
【6】ゆらゆらハンモック
ハンモックが二つ、2号車にあった。
ブランコではなく、座って乗るように作られている。いい年をしたオヤジが座るのは、カッコ良くないから遠慮したけど、座りたくなるよ。
【7】風のあそびば
伊勢市寄りの1号車の半分には、「風のあそびば」がある。
志摩スペイン村の「パルケエスパーニャ」のキャラクター、「ドンキー」と「ダル」が、座っている。地元のテーマパークとタイアップしたものと言える。一緒に記念撮影できるのは、良い思い出になりそうだ。
靴を脱ぐわけだから、靴箱が用意されている。
乗り降りできる扉を限定しているため、この扉を塞いでいるのが分かる。
車内販売などは、また次回↓。
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