無理のない車内販売《青い森鉄道》 | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

 車内販売の廃止が進んでいる。

 車内販売をすると、それなりに売り上げが上がり収益は出る。しかし、かなりの手間がかかるのも事実だ。新たな人件費がかかる、あるいは労力が多いのに対して、収益は少ないと、「車内販売は止めてしまえ!」となる。

 

 手間をかけずに無理なく車内販売ができれば良いわけだ。

 その形態というと、2つの特色がある。

「切符販売のついで」

「日持ちする品を厳選」

この2つの形を満たせば、ハードルはかなり低くなる。

首都圏の普通列車グリーン車では、グリーン券の確認と販売と共に、日持ちする品を販売している。

他の路線では、手間がかかる車内販売が廃止される流れだ。しかし、ハードルを思い切って低くして、車内販売をしているのが、青い森鉄道だ。

 

■青い森鉄道のピンバッジ

 青い森鉄道は、ワンマン運転が基本だが、昼間はアテンダントが乗務している列車がある。朝夕は通勤通学客が多く、定期券利用が中心だ。昼間は切符を利用する客が多く、無人駅もあることから、各種案内とスムーズに運賃の授受のためにアテンダントが乗務している。

 各駅停車で短区間の客も多く、飲み物の販売はないが、「ピンバッジ」の販売をしている。乗車券や釣銭を入れるカバンの中に、ピンバッジを入れておき、希望する乗客がいたら販売する形式だ。ピンバッジは小さいから、常に何個かカバンに入れていても負担にはならない。青い森鉄道のキャラクター「モーリーくん」には、好感を持ってしまう。

 ピンバッジは510円で、緑、ピンクもある。

 

■飲み物は駅の販売機で

 とはいえ、できれば飲み物の販売や、ボールペンなど他のグッズの販売があれば、客は助かるし、会社も儲かる。でも、手間がかかってしまうから、車内販売以外で対応している。

 飲み物は、自動販売機を置いている。無人駅にも置いている駅がある。モーリーくんの柄の販売機、ついつい買いたくなってしまう。

 

■自動販売機でグッズ販売

 そして、青い森鉄道が無理なく頑張っていると思うのは、自動販売機でグッズを販売していることだ。

《八戸駅》

 今回買ったのは、ミニタオル300円、モーリーペーパークリップ700円だ。

この他、ボールペン300円、モーリーマスコット750円も売っている。

 

《浅虫温泉駅》

八戸にはなかったネクタイピンを購入した。

モーリーズカフェでコーヒーなどを頼んだ。グッズも売っていたが、販売機でネクタイピンを買うことにした。可愛いグッズだ。

なお浅虫温泉駅のモーリーズカフェでは、グッズも販売している。

 

 

《青森駅》

青森駅のホームの待合室の中にある販売機の中には、ボールペン300円などグッズの他にお菓子も入っている。

ホームで軽いお菓子が買えるのは、有難いかな。

ちなみに、この自動販売機は、主にお菓子を想定して作られたらしい。写真↓は、上野駅の指導販売機。お菓子が入っている。

 

 

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 車内販売は手間がかかり、収益が上がらない面があるのは事実だ。

 それなら、客の利便性の確保をしながら、無理なく収益を上げられる方法を探るべきと思う。自動販売機を導入すればすべて解決という訳ではないが、1人のマニアとしては無理ない方法を考えてほしいと願う。