富士山ビュー特急~車両編 | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

 今年は、全国各地で観光列車の運転が始まっている。残念なことに今年は、土曜の午後と日曜午前中に、仕事がある。
 遠出ができない。でも新しい観光列車に乗りたい。
 何とか行けないかと、調べまくったら、山梨県の富士急行なら乗れることが分かった。
 今回は、富士急行で運転が始まった、新しい観光列車の乗車記だ。

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【1】富士山ビュー特急
 富士急行には、「フジサン特急」と「富士登山電車」が、すでに走っている。車内販売もあり、特に「富士登山電車」は東京から一番近い水戸岡車両で貴重な存在だった。
 そこに、今年2016年の4月に、新たに「富士山ビュー特急」が加わった。
 
この「富士山ビュー特急」は、富士急行線の大月~河口湖間を約50分かけて走る。平日に2往復、土曜休日に3往復、運転される。

【2】車両の外見
 
 「富士山ビュー特急」は、3両編成。
 赤い流線型で、新しく見える車両だ。すでに富士急行で走っている「富士登山電車」は地味な外見、「フジサン特急」はイラストが多く親近感をこ感じるが、カッコ良さは「富士山ビュー特急」が圧倒している。
 4月にデビューして、まだ2ヶ月だから、車両の塗装が光っている。光が反射して、うまく写真を撮りにくいほどだ。
 

【3】自由席と指定席
 自由席は、乗車券の他に、特急料金400円が必要だ。大月~河口湖全区間乗ると、運賃1140円と合わせて1540円必要となる。(都留文科大学前までだと、特急料金は200円)
 指定席は、土曜休日の4本がスイーツを提供する「スイーツプラン」になり、乗車券特急券も含めて4000円となる。
 この他の指定席、つまり「土曜休日の1往復」と「平日の指定席」は、乗車券に加えて、特急料金400円と特別車両料金900円が加算される。これで、飲み物一杯(ウェルカムドリンク)がサービスされる。

【4】自由席車の座席
 3両編成のうち、自由席は2号車と3号車。
 座席は、リクライニングシートで、テーブルもある。ドリンクホルダーもついている。JRの特急と同等かそれ以上の座席となっている。
 
 特筆すべきは、座席の色で、様々な色と模様の座席がある。全部バラバラの色だと、落ち着かない面があるが、ブロック毎なら全く違和感を感じない。
 

【5】指定席車の座席
 3両編成のうち、1号車は指定席車になっている。「グリーン車」ではなく「特別車両」と呼ばれる車両である。
 入り口付近のプレートには、「クロ8551」と表示されており、グリーン車に相当する車両であることが分かる。
 
 私は河口湖16:49発の「富士山ビュー特急12号」に、一番乗りで車内に入った。まだ乗客が誰もいない特別車両の車内を、撮影できた。
 新しい豪華な車両だ。
 
 土曜休日には、スイーツが出される列車もあり、そのために、テーブルも設置されている。折り畳み式のテーブルは、さすが水戸岡車両だ。
 この日は日曜で、私はスイーツプランを予約していた。そのため、重箱に入ったスイーツが、テーブルに置かれている。
 
 基本的に、4人用テーブルと、二人用テーブルの3列座席だ。リクライニングはしないが、ゆったりとしたイス席と言える。
 

【6】指定席の先端部
 指定席車両の一番奥には、丸い大きなテーブル席もある。テーブル席は6人がけだ。1人がけの席も、2席ある。5人6人の客や、1人の客にも対応しやすい。
 
 1人席なら、足元が広い上に、団体客に巻き込まれても、ゆったりできそうだ。
 
 指定席車両のイスも、色が違っている。6人の丸テーブル席も、様々な色の座席になっている。
 

【7】カウンター
 
 1号車特別車両・指定席には、飲み物や車内販売を準備するカウンターがある。
 
 水戸岡車両では定番になっているのが、地元の特産物を紹介する棚がある。
 
 車内販売品が飾られている。
 棚の左の方には、スタンプが置いてある。

【8】こんなところも
 特別車両は、木材を多用したものになっているが、ブラインドも同様だ。京都丹後鉄道の「くろまつ」のブラインドに似ている。
 
 1号車・3号車の端からは、前が良く見える。展望がきいて、マニアには人気が出そうだ。
 

車両に関しては、ここまで。スイーツ、飲み物などについては、後日まとめることにする。