しかし、そもそもJR西日本には、車内販売をしている列車は少なく、基本的に山陽新幹線だけだ。車内販売を利用する計画を立てるのは、結構苦労した。
その1日目に出かけたのは、ここだ！
乗ったのは・・・京都丹後鉄道だ。
京都府の北部の第三セクターで、日本三景のひとつ天橋立周辺を走る。「あかまつ」「あおまつ」「くろまつ」の3種類の観光列車を走らせていて、車内販売も実施している。
昨年夏に「くろまつ」に乗って、ディナーを食べて来た。今度は午前中の「くろまつ」に乗って、「スイーツ」を食べに行ったわけだ。
「スイーツ」は、乗車券指定券込みで4000円と、手軽なコースだ。今回は、インターネットで比較的すいていることを確認して申し込んだ。
「くろまつ」の車両は1両編成。テーブルは、2人用と4人用がある。座席は床に固定してある。
窓の日よけは、丁寧に作られている。車両の詳細は、前回乗ったときのこちら↓をどうぞ。
http://ameblo.jp/syanaihanbai/entry-12065868650.html
提供されるスイーツは、4種類。
メインのスイーツは、「丹波あぐり苺とアールグレイのタルト」だ。見た目も豪華だが、本当に美味いっ。ボリュームもあり、これは1000円でも高くない。(なんでも金額換算する庶民だから、しゃーないな)
地元の但馬産のお米で作ったカステラ「メシテラ」だ。柔らかいのだが、米が入っているのが分かる。
チョコレートとココナッツの風味が楽しめる「ココショコラ」だ。
マカロン・パリジャン「丹後由良みかん」がこれ。みかんを挟んだマカロンだ。
参考までに、当日配られたスイーツの案内が、こちら↓。
スイーツセットの中には、追加料金なしで飲み物が1種類、ついている。
コーヒー(温・冷)、紅茶(温・冷)、オレンジジュース、アップルジュース、ウーロン茶の中から選べる。同じ種類の物なら、おかわりできる。
私は、ホットティーを頼んだ。京都駅のコンビニで、100円コーヒーを買って乗り込んだから、コーヒーは避けたのだった。
ケーキ食べながらで２杯飲めるなら、紅茶かコーヒーか判断が難しいかな。
「くろまつ」のスイーツコースは、4000円だ。福知山から天橋立までの運賃は770円、「あかまつ」よりも手間がかかっているから指定席特急料金と同じと考えると750円。料理は2480円となる。スイーツ4品と飲み物なら、高くない。妥当な金額だろう。
この列車の客は、5組13人と、さほど多くなかった。３歳児くらいの小さい子3人と、お母さん3人は、4人用ボックス席が割り当てられていたが、アテンダントさんは別の広い席に誘導した。席が空いているのだから、融通効かせたのは、適切だろう。3人ともほとんど騒ぐことなしに、「よいこ」でいたのは、偉い。
アテンダントさんたちは、客のことをよく見ていて、客がキョロキョロしたらパッとかけつけていた。丁寧で、迅速な接客は、立派だと思う。
もったいなかったのは、大江駅を通過してすぐ、保育園があり、子どもたちと保母さんが、列車に向かって手を振ってくれていたことだ。気づいたのは私だけ。(そりゃそうだ、2人連れなら相手を見ながらスイーツ食べてる時間だし) 私は一人で保育園児に向けて、大きく手を振ったのだった。ほぼ全員の視線を浴びて手を振り返すのは、快感だった(^^♪。毎週かは知らないが、天気次第では金曜日に手を振ってくれるかもしれない。
車内販売も当然利用した。
アテンダントさんが、それぞれのグループのもとに、グッズが入ったカゴを持って行った。丁寧で無理のない説明で、有難かった。(前回は運悪く勢い着きすぎただけだろう)
今回買ったのは、クリアファイル300円と、シール300円だ。くろまつキーホルダーなど主なものは、前回買ったからパス、
無事天橋立駅に着いた。食べ物が出る観光列車だから、途中で特急に抜かれて時間調節はしている。特急なら36分で結ぶ区間を、くろまつなら丁度2倍の1時間12分かけるのは、順当なところだろう。
「くろまつ」は、ディナー・ランチは1万円以上になる。しかし、運賃など全部込みで4000円という手ごろなコースを設定してもらえるのは、有難い限りだ。
【くろまつ・リニューアルのご案内】
京都丹後鉄道の「くろまつ」は、2016年4月から大幅にリニューアルされます。
走る区間は全て、天橋立から豊岡(京都大阪から見ると奥の方)になります。駅で出来立ての料理も味わえるイベント色を強くするそうです。
料金は、7800～8800円と、現在のランチ・ディナーより安くなります。
詳しくは、こちら↓
https://trains.willer.co.jp/matsu/train/about_new.html