「あおまつ」北近畿タンゴ鉄道 | 車内販売でございます。

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 8月26日に北近畿タンゴ鉄道に乗った時の話の続き。



   乗車整理券が必要な「あかまつ」の他に、乗車券だけで乗れる「あおまつ」車両が走っている。私は「あかまつ」に乗るだけで帰ろうと思っていたのだが、「あかまつ」のアテンダントさんから、「あおまつ」でも車内販売をしていると聞き、「あおまつ」に乗って帰ることにした。

 「あおまつ」は1両編成の気動車だ。天橋立から福知山に向かって走るのだが、停める場所の関係で、少し先の野田川駅に回送されていた。私が「あかまつ」を降りて折り返す駅に停まっていたから、下のような写真が撮れた。

 左に「あおまつ」、右に「あかまつ」だ。時間があればもっと良い構図で撮れたのだが、時間がなくてこの写真しか撮れなかった。



 小雨が降る天橋立で少し観光して、「あおまつ」が入線するのを待つ。もっと乗る人が多いかと思ったが、私を含めて4人の乗車で発車。

 車内は、乗車券のみで乗れるとは言っても、さすが観光列車だ。「あかまつ」とほぼ同レベルで、ソファー席あり、4人がけテーブル席あり、窓に向いたカウンター席ありと多彩だ。

 客は少し入れ替わったがほぼ4人の乗車が続いた。綺麗な車両で、静かでのんびりと気分の良い旅が続いた。

 ところが途中駅から、部活帰りの高校生が約10人乗車して、うるさいの何のって。大きなバッグを持った体の大きい体育系の高校生だから、4人掛けの席に4人座るのは無理だが、4人でボックス4つ占領(つまり16人分の席を占領)した。結果的にその後に乗って来た客は1人だけだったから、問題は生じなかったけど。



 私は、窓に向いた席に座った。福知山に向かう路線では、海は見えないが、販売カウンターがよく見えるからだ。

 販売カウンターでは、車内販売を行っている。私は、車内販売のマニアになる前の普通の鉄道マニアの時から、空いている時は買いたくなる性格だった。空いているのに手を抜かず頑張る販売員は、やはり応援したくなる。

 私が買ったのは、ホットコーヒーだ。他に何かを買おうとしたら、若いアテンダントさんは、セットを薦めてくれたので、きんつばとのセット350円を購入。コーヒーを用意するのに少し時間がかかるため、席に届けてくれた。


 しばらくして、もう1度利用した。グッズの中から手ぬぐいを選んだ。実用品にもなる手ぬぐいで、500円は高くない。綺麗な袋に入れてくれた。


 車内販売の一覧がこれ。「あかまつ」よりは、扱う品物が絞られている印象だが、地元の人も多い普通列車で、派手に飲食するのもどうかと思うから、妥当なところかなと思う。

 このアテンダントさん、車内の案内の放送もしっかりしてくれたが、心遣いに感激した。

 コーヒーの砂糖とミルクを1人分ずつ小さなビニールに入れてくれたのだが、この写真はこちら↓。

 みずいろのハートマークで結んであり、びっくり。感激した。

 ちなみに、もう一人コーヒーを頼んだお客にも、同じような結び方をしていたので、私を特別扱いしたわけではない。(当然だが)

 この日は夏休みとはいえ、平日だ。更に、豪雨でこの日まで福知山線は普通になっていたため、福知山経由で天橋立に行く観光客は極端に少ないという事情もある。

 アテンダントさんは、ガランとした列車の余裕な時間を利用して、袋にミルクを入れる作業を進めていた。私が席を立つと、作業を止めてこちらの方に視線を移してきたのはさすがだ。(わざと立ちあがるなんて、意地悪だね)


 本来なら、福知山線から加古川線に乗り換えるところだったが、代行バスでは接続が良くない。そこで、普通列車で京都に向かうことにした。嵐山あたりを観光するつもりだったが、大雨が降って中止。

 順当にいけば新幹線で東京に帰るのだが、あと2つ車内販売の利用を目指すことにして、次に。(つづく)