かもめ【JR九州】 | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

 JR九州では、「指宿のたまて箱」「ゆふいんの森」などの観光色の強い特急は、車両の作りも凝っていて、車内販売も充実している。それらに隠れて案外目立たないが、「かもめ」「さくら」「にちりん」などの特急も、凝った車両で運転されており、車内販売も他社より優れている面が多い。

 今回は、その中の「かもめ」についてまとめてみた。



 特急「かもめ」は、博多~長崎の特急だ。

 車両は2種類。その一つは、白い車体の≪白いかもめ≫だ。私は鉄道マニアだが何系と言ってもピンとこないが、885系の列車だ。

 黒い革のようなシートだ。ただ、グリーン車であってもテーブルが小さく、弁当を置きにくいから、私はどうも好きになれない。

 白いかもめで注目するのは、車内販売準備室のようなスペースが、小さな売店に近い位置づけになっていることだ。下の写真は、飲み物の冷蔵庫だが、ワゴン販売をする販売員がここにいる時は、買うことができる。品数も多く、冷えたものが買える長所もある。

 


 もうひとつの車両は、昔は「つばめ」として使われていた787系の黒い車両だ。

 座席はゆったりしていて、大好きだ。普通車でも座りやすいが、グリーン車は更にくつろげる。下の写真は、更にグレードの高いデラックスグリーン車。


 下の写真は、4人用個室。今まで787系グリーン車を50回以上乗ったが、個室が利用されていたのを見たのは、見たことがない。(正確に言えば、私が乗った2回だけだ)

 車内販売のワゴンが来た。当然利用する。

 ワゴンは、写真のように乗っている品数は結構多い。飲み物はホットコーヒー、ビール、コーラなど15種類くらいある。この日は午後3時ごろだったが、弁当も複数から選べた。

  普通車と違って、グリーン車は空いているため、販売員(客室乗務員)の方が客に話しかけやすいと言える。なぜなら、販売員が客と雑談するを聞いた別の客が「仕事サボって客と話してんじゃない!」などと思われにくいからだ。他にも、

 787系は自動販売機、885系は『売店(のようなもの)』という、ワゴン販売を補うものがある。いい列車だと思う。

昔と違ってドリンクサービスはないが、紙おしぼりを渡してくれる時に一声かけてくれることもある。

 この787系は、自動販売機が設置されている。車内販売は基本的にはあるものの、早朝や夜8時過ぎだとほぼ車内販売がないため、便利だ。

 車内販売とは関係がないが、「かもめ」は混雑する日でも増発がしにくいのが難点だ。新幹線は増発しやすいが、単線区間がある長崎本線は増発しにくいのが難点だ。指定席は売り切れて、自由席が混雑する。3月に乗った時も、唯一立ったのが「かもめ」だ。


 「かもめ」は2015年3月で、車内販売を終了しました。(2015年5月追加)