岡山観光その7 吉備津神社とさよなら岡山 | にちにち散歩

にちにち散歩

オタクな二人暮らし主婦のどうでもいい日々。着物のお直しやベランダガーデニング。あとオタ趣味や散歩したことなどを綴ります。筑前国審神者。

 

 

 

 

吉備津神社とさよなら岡山

 

GWの岡山旅行、ついに最後の投稿となりました~!!

6月中に終われて、よかった~よかった~ニヤニヤ

 

 

 吉備津駅

 

 

美観地区のあまりの人の多さに、疲れてしまった……笑い泣き

 

急遽、四日目の予定に入れていた、吉備津神社に向かうことに。

吉備津線の吉備津が最寄り駅ですが、行き方は二択。

岡山まで戻って乗り換えるか、総社まで行って乗り換えるか。

 

吉備津線との乗り合わせが悪い時間帯に当たってしまい、どっちを選んでも、待ち時間のロスが多くて一時間以上……チーン

早いと40分くらいなんですけどね。

 

結局、岡山周りで吉備津へ向かいました。

 

 

 

 

岡山と総社を結ぶ、全長20キロの吉備津線の愛称は『桃太郎線』。

駅名表示板はパステルピンクでした。

ピンクの観光列車も走っているそうです。

 

 

ローカル線ならではの、ノスタルジーを感じる風景。

 

よき~デレデレ

 

 

 

 吉備の中山

 

 

 

奈良時代に分割される前の、古代日本における吉備国は、製鉄技術を持った広大で豊かな大国でした。

畿内や出雲国と並ぶ勢力を持っていたそうです。

 

当時の総鎮守であったのが吉備津神社です。

 

 

 

 

 

松並木の参道を進みます。

 

 

 

鳥居の奥の山が、吉備の中山

 

この山には備前一宮「吉備津彦神社」と、備中一宮「吉備津神社」の二つの一宮が置かれています。

 

一つの山に二つの国の一宮が置かれているのは、他に例がないそうです。

 

古代の人々が信仰を捧げた神奈備山で、山頂には吉備津神社の主祭神である、吉備津彦命の墓だとされる古墳があります。

吉備国の中心にあり、当時は山際まで海が迫っており、海運業の要としても栄えていたようです。

 

 

~真金吹く 吉備の中山帯にせる

      細谷川の音のさやけさ~

 

最初の勅撰和歌集、『古今和歌集』に入ってあるこの歌は、仁明天皇の大嘗祭(即位の時に行う神事)で詠われた歌。

 

はるか西にあるこの神奈備山の美しさは、都でも有名でした。

 

清少納言も『枕草子』で美しい山の一つに挙げています。

 

 

 

 吉備津神社

 

 

 

駐車場の案内板。

さすが一宮、広いですな~ポーン

 

 

主祭神は大和朝廷にまつろわぬ民である鬼、温羅を退治したと伝えられる吉備津彦命です。

桃太郎のモデルになった人物です。

 

 

 

 

これが有名な国宝の本殿。

金閣寺を造った室町幕府三代将軍足利義満によって、建てられました。

二つ並んだ屋根が一つの建物に建っているこの造りは比翼入母屋造と呼ばれる独特のもの。

神社の名から、吉備津造りとも呼ばれています。

 

 

 『吉備津の釜』

 

 

吉備津神社には鳴釜神事という特殊神事があります。

願い事が叶うかどうかを、釜の音で占うものです。

この神事をエピソードに取り入れたのが、江戸時代の傑作ホラーである『吉備津の釜』

 

吉備津神社の神官の娘が、夫の浮気と裏切りにあって、死霊となって祟るお話です。

 

この夫が豪農のボンボンなのですが、顔だけが取り柄の放蕩者。

持て余した親が、結婚させれば治まるのではと、探した出したのが才色兼備の誉れ高い神官の娘。

しかしクズはクズ。

大人しくしていたのは新婚直後だけでした。

神官の娘が尽くしてくれるのをいいことに、言い訳をしながら遊び出し、最後は大金をだまし取って、遊女ととんずらしてしまいます。

健気に夫を信じ、持参金まで持ち逃げされた神官の娘は、ショックで病気になり、そのまま亡くなってしまうのです。

そして賢妻だった娘は、夫を食らい尽くす鬼になりました。

 

冒頭に鳴釜神事で、結婚の吉凶を占うシーンがあります。

鳴らない釜を素直に凶と取れば良かったのに、娘だって相手を気に入っているのにと、親はそのまま輿入れさせてしまうのです。

娘の両親がどれだけ悲しんだかと思うと、切ないですね……真顔

 

作者は上田秋成。

『雨月物語』の一遍です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 廻廊

 

 

拝殿の右手には392メートルの長い廻廊があります。

紫陽花が植栽されているそうで、シーズンにはとても美しいようです。

廻廊の途中に、鳴釜神事を行う御釜殿があります。

 

 

 

 宇賀神社

 

境内にある、4つの摂社のうちの一つ、宇賀神社

飛地境内の神池の中に鎮座しています。

吉備の国最古の稲荷神を祀っています。

 

 

 

 

池の中島にある、赤くてきれいな社が本殿です。

 

 

 

 

 

 

 夜ごはん 一文

 

前日のお店とも近い、岡電郵便局前駅近郊の日本料理店。

ゴリラビルの前?

 

 

 

 

コースです。

有名な超豪華な八寸。

 

 

 

じゅんさい、好きなので嬉しかった~デレデレ

 

 

ボリュームある内容でした。

めっちゃ満足~ちゅー

 

 

 

 県立博物館

 

 

四日目、最終日です。

今日は審神者として外せない、岡山県立博物館の「名刀 福岡一文字の光彩」へ。

 

日程が合わず『山鳥毛』は展示終了した後でした~笑い泣き

 

でも私の推しは御前なので~~~デレデレ

 

則宗の刀が展示されていたので眼福でした~音譜

 

 

 

 

 

 

裏にあった古陶館

 

 

 

 

 

 さよなら岡山

 

 

見納めの烏城

 

やっぱかっこいいですね~デレデレ

 

 

 

 

 

岡山駅

 

お土産は岡山駅にある、さんすて岡山で。

岡山駅直結のショッピングセンターです。

南館の二階のお土産品はかなりの品揃え。

きびだんごだけでもいろんな種類が置いてありました。

専門店も並んでいます。

 

ただめちゃめちゃ混んでいました……滝汗

 

銘菓が一個ずつ買えるコーナーがあるのは、他所もぜひ採用して欲しいとこですな~ニヤニヤ

 

大手まんぢゅう、美味しかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここ、だし茶漬けがメインのお店で、めちゃめちゃ美味しそうだったのですが。

 

疲れてくると肉が食べたくなるねん……真顔

 

だしが染みた~~~!!酔っ払い

 

 

 

 

 

3泊4日の長い旅行もあっという間に終わりました。

岡山、楽しいですね。

ご飯も美味しいし、観るところがいっぱいあります。

吉備路も鬼の城とか行ってないし、瀬戸内の島も気になる。

また再訪したいですなウインク