岡山観光 その3 後楽園 | にちにち散歩

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オタクな二人暮らし主婦のどうでもいい日々。着物のお直しやベランダガーデニング。あとオタ趣味や散歩したことなどを綴ります。筑前国審神者。

 

岡山観光 その3 後楽園

 

 
お城のガイドさんとさよならして後楽園へ。
天気がいい一日。
少し暑いくらいです。
入り口入ってすぐにある平四郎の松
 
平四郎って誰……はてなマーク真顔
 
どうやら元々この辺りは平四郎という地主さんのお屋敷があったそうです。
こちらはその屋敷にあった松ですが、300年ほどで枯れちゃったので今の松は二代目だそう。
 

かつてお殿様の前で家臣が武芸の腕前を披露する「武芸上覧」の場であった観射亭(かんしゃてい)

 

今はお土産物屋さんになっています。

 
空には七色 虹 にたなびく彩雲びっくりマーク
 
レアな気候現象で、見ると運が良くなるそう。
龍雲もそうですが、今回はなんかいいことが起こりそう音譜
 
 
 
朝から地ビールを飲む旦那。
市内の老舗蔵元である宮下酒造のクラフトビールブランド『独歩』
 
こちらはお米を使ったビール。
爽やかで飲みやすかったそう~デレデレ
 
岡山はクラフトビールが盛んなようで、ブルワリーも県内にいくつもあります。

市内の飲食店でも地ビールをおいているお店、わりと多い感じ。

 
 
園内外が一望できるお殿様の居間である「延養亭」
やはり空襲で焼失し、昭和三十五年に往時を偲んで再建されたもの。
使われた資材は当時の一級品ばかり。
隣には能舞台がありますが、築庭した二代目藩主池田綱政は、自分や家臣が楽しむだけではなく、領民にも庭と能を披露しています。
江戸時代を通じて、日を決めて、領民たちにも開かれていたようです。
う~ん、太っ腹~ちゅー
 
 

パンフレットにも載っている有名なアングル。

広大な敷地に全長640メートルの曲水がめぐる回遊式庭園。

典型的な「大名庭園」のスタイルに見えますが、当初は敷地の3/4は田園だったそうですポーン

他にも年貢米のモデル水田が置かれていたりして、ちょっとおもしろいですね。

 

 
古陶館
田町にあった武家屋敷を移築したものです。
中には古い陶器のコレクションを展示しているようですが、閉まっていました。
 
三代目藩主、継政が造った人工の丘、唯心山からの眺め。
沢の池に浮かんでいる鯉のぼりは、夜のイルミネーションのために設置されているものです。
 
 
井田(せいでん)
幕末に造られた、中国周代の田租法にならった田園モデル。
一里四方の田畑を九つに分けて、中央の一つを中央を公田として共同作業させ年貢として上げ、残りを私田とする。
 
大賀ハス
井田の2枚は古代蓮が植えられていました。
 
茶畑
茶つみシーズンには土日に茶つみが体験できるそうです。
やや苦味が強い、古くからの品種。
 
鶴舎
タンチョウツルが四羽飼われていました。
江戸時代から飼育されていたそう。
そういや鶴は美味しいそうですね~酔っ払い
 
 
水源
昔は旭川上流から引いてきた後楽園用水から、引き入れていたそうです。
現在は伏流水を組み上げているそう。
 
 
慈眼堂の烏帽子岩
 
鬼門にあたる北東に、綱政が還暦の厄払いに建立した観音堂。
現在は空堂で、仏像は現在池田家が管理しているそうです。
門から入ってすぐ右手にある烏帽子岩。
あまりにも大きかったため、割って運んで組み立て直したそうです。
 
 
 
室戸台風の被害を伝える碑。
市内を流れる旭川は暴れ川。
初代藩主光政に見出され、二代目藩主綱政を支え、池田家岡山藩の基盤を造った津田永忠が、治水のために造った放水路百間川の事業は成功し、旭川流域に新たな土地が生まれます。
その広大な干拓地を利用したのが後楽園でした。
元々低い湿地帯であり、未曾有の大災害であった昭和9年の室戸台風では大きな被害を受けました。
この長い碑の先端まで水没したと伝わっています。
ここまで沈むほどって、どんだけぇ~……ゲッソリ