インセプション。
見たけど、面白くなかった。

パクリじゃん!
夢枕獏先生の、サイコダイバーシリーズのパクリ。
精神に潜り(ダイブして)、対象者の意識を探る。
超A級ダイバーは、サイココンバーターって装置を使わずとも、対象者にダイブできる。
ただ、対象者が意識を失っているか、寝ている時じゃないと無理だ。
起きてる相手には、一瞬幻覚を見せるぐらいしかできない。
ダイブした意識内では、どんなことでもできる。
対象者にも自我があり、対象者に気付かれたダイバーは、異物と認識され、その瞬間、精神世界は、またたくまに魍魎蠢く地獄のような場所に変貌し、ダイバーに牙を剥く。
精神世界で死んだダイバーは、脳死状態になるか、自我が崩壊した廃人になる。

まさに、インセプションは、サイコダイバーシリーズをパクった!

かつ、小説の方が何倍も楽しい!

インセプションは、サイコダイバーシリーズをただ話やら設定を分かりにくくしただけの劣化版だ。


誰が監督か忘れたが、あの程度なら、夢枕獏先生のサイコダイバーシリーズ、キマイラシリーズ、陰陽師シリーズを映画化した方が何倍も楽しい!
あ、陰陽師は映画化したか。

あの映画は、博雅、晴明の、呪についてのやりとりが少なすぎるから、イマイチだったけど。
通常、夢枕獏先生の話は、人物像の描写にもの凄い文字数を使う。
姫ひとり登場させるまでに、かなりの文字数を使う。
だから、登場した瞬間、思い入れが生まれる。
そして、その背景のやりとりは、晴れた月の出たある夜、博雅と晴明が、濡れ縁に座して、美人式神・蜜虫がつぐ酒を呑むシーンから始まる。
時は、飢饉と雅を表裏に併せ持つ平安。
場所は、時の都、京都。

空海が唐より盗み出した密教。
今でいうと、中国にとって密教は、一国のトップシークレットと同義だったらしい。
それを例えるなら、ある日、日本に発展途上国から研修生がやってきた。
いくら優秀だろうが、日本のトップシークレットを自国に堂々と持ち帰ることなんて不可能だ。
わずか二年で。四年だったかな?
この時の空海の師が「けいか」和尚。
けいか和尚は、いくつかに別れていた密教を、ひとつにまとめあげた第一人者。
弟子は何万人もいたらしい。
しかも、三人の皇帝からも、師匠と仰がれたらしい。
そんなけいか和尚が、辺境日本からやってきた一修行僧の才能に魅了され、密教の奥義までをも皆伝してしまう。

そんな一大事を、たった二年で持ち帰り、日本中に仏教が広まった。
そして、平安時代。
幼少期から絶大な法力をもった晴明が現れ、密教から分派した陰陽道をマスター。

そんな晴明が、ある騒動から博雅の人柄に惚れ込み、小説版陰陽師の話は展開する。


濡れ縁に座り、花鳥風月を眺めて、蜜虫がつぐ酒を黙って呑む晴明と博雅。

それだけでも、その背景には、中国の秘事やら、空海のカリスマ性と謎、日本に蔓延する飢饉と一部の雅。
そんなものが、見え隠れする。

時間の関係上?、映画には入れれないのはわかるけど、せめてもう少しだけ、晴明と博雅の呪のやりとりシーンを再現して欲しい。


話がそれまくりだけど、インセプションは、パクリで、しかもつまらないドイヒー映画です。


あっ、小説版陰陽師は、なんにも分からなくても面白いから、オススメさ。
コーラの背景をしらなくても、コーラは美味い。
それと同じ。
理屈抜きで、面白い。



あー、仕事前に疲れたー。