「読みたい本」と「読まなければならない本」があります。仕事や人との関係で読まなければならない本が増えて、読みたい本が横にどんどん置かれていきます。私の場合、同時に5-6冊読むのは苦にならないのですが、さすがにそれ以上になると頭が混乱してきます。ですから期限がなく、いつ読了してもよい、自分が読みたい本が積まれていくわけです。

 

最近、その傾向が顕著で、町内会のためとか、呼ばれた研究会のためとか、次々と課題図書のようなものが出てきて、そちらに時間を取れています。そんなこと無視して、好きな本を読めばいいとも思いますが、このような成り行きで読む本も、どこかで役立つことがあるので、その流れに任せるようにしています。

 

限られた人生で読める本などわずかですが、これも人との出会いと一緒で、出会った本から人生のヒントや秘訣が得られます。どんな時も、ベストのタイミングで本に出合っていると思えば、積み上がる読みたい本を眺めながら、とりあえず今読了しておくべき本に集中しています。どれが正解かわかりませんが、とりあえずご縁で読むべき本にも意味があるのでしょうから、気づきやヒントを期待しつつ読み進めようと思います。何もなし、ということもあると承知したうえで。