空が蒼い
そう思ったのはいつ以来だろうか
この世界の誰よりも
声を枯らして君を呼ぶ
どれだけ声を枯らしても
君に届かなければ意味がない
空に叫ぶだけじゃ足りなくて
君といた場所に足を運んだ
溢れてきたのは
たくさんの涙と虚しさだけ
掴めたのは冬の寒い空気と
何も出来なかった自分の手。
あの時こうしたら
あそこでああしなければと
後悔を積み重ね君のいる蒼(そら)に叫ぶ
ただ声を聴きたいだけ
その姿を見たいだけ
お願いだから
一瞬でいいから
君に逢いたい。
そばにいて
(交わらない手であなたに触れる)
声を聞かせて
(あなたに届かない声で叫ぶ)
どうか忘れないでと僕を縛って
(私を見つけられないのなら
いっそのこと私を忘れて)
どうか蒼の下で君を思う僕を許さないで
(どうかあなたを残して
蒼に行く私を許さないで)
@NI-NA