○東海に震度五弱や秋立ちぬ→これはこれで良いか。
いよいよ地震が東海にも及んで来たか?
ビックリして窓を開けると秋の訪れを感じる気配が有った。
◎立秋や小爪の伸びる音を聞く→「立秋の小爪の伸びる音をかな」に添削。
藤原敏行の(秋来ぬと目にはさやかに
見えねども風の音にぞおどろかれぬる)に現れる、小爪も注視すると
音を立てながら伸びている様にも感じられる。健康の秋である。
うつつ
◎馬の口捕ふる現今朝の秋→「うつつ」が良い。
月日は旅人、馬子も又旅人と芭蕉が言う。
我も馬に乗って旅している様な夢うつつに秋の気配を感じる。
東北の酪農家の人はどんな立秋を感じて居るだろうか?
りしりふじ
◎秋立つやぐるり海の香利尻富士→「利尻富士ぐるり海の香秋立ちぬ」
が良いか。
利尻島の中央に聳える利尻富士は秀麗。
島全体が山の様に海面に浮かんでいる。北端の山は夏が短い、秋風が
海の香を運んでくる。
うみのおも
足跡を湖面に残し今日の秋→「湖の面風の足跡秋に入る」が良いか。
波頭が足跡の様に秋の風が立っている。
そこはかとなく秋の気配を感じる今日が暮れていく。
眞雲天