「ロケ地にイチ推し」~~渋谷・さかえ湯 | 紙風船

紙風船

中学校と高校で社会科を教えています(いました)。街探検や銭湯が大好き。ピクトグラムや珍しいものが好き。でも一番の生きがいは、子どもたちに「先生の授業、たのしい」と言ってもらえることです。

恵比寿・「改良湯」を訪湯した後に,

向かうは「さかえ湯」。本日は連湯です。 

 

なんでそんなことをえー

(1)実は現在「ゆっポくんスタンプラリー」絶賛開催中。

   改良湯からは明治通りをちょい行けば,さかえ湯に着く。

(2)改良湯とさかえ湯,これはある意味,超対称的な銭湯

ここを連湯するのは「銭湯マニア」の皆さんにおススメです。

ボクも初めてのことなのでして自分にどんな感慨が浮かぶのか,我ながら楽しみ音譜

 

明治通りの並木橋交差点。

新並木橋をのぼっていくと看板が見える。

これを見逃したら,あなたは二度とさかえ湯にはたどり着けませんニヤリ(大げさパンチ!

橋の上から見下ろすと,そこに,さかえ湯がある。

再開発の大号令の下,いまやラビリンスと化しているSHIBUYAですが,この辺りは昔からの年季が入った迷宮。

今もどん詰まり感が強烈びっくり

だがしかし,どっこい,さかえ湯は健在です。グッド!恋の矢グッド!恋の矢

玄関をふさぐ軽トラは何者プンプン

おっと,薪を満載している。

そうです。

さかえ湯の「売り」その1薪湯ビックリマーク

気を取り直して中をのぞく。

あなたが女性一人ならば,

或いは「君子危うきに近寄らず」を人生訓としている人ならば,

きっと先に進むことをためらうはず。

意を決して最奥部まで進むと,ボイラー室へ続く薪置き場。

こんな張り紙があるわけです。まさに火気厳禁。

ここまでで「オモシロイ」とテンションが上がってきた人は,

もう,〈さかえ湯の沼〉にはまる寸前です。

 

さかえ湯の「売り」その2アンダーグラウンド感ビックリマーク

ボクなんかはもう興奮状態。

この雰囲気,映画かドラマのロケ地にしたくありませんか。

ここは絶対,私立探偵ものでお願いしたい。

往年の『濱マイク』シリーズに匹敵する名作誕生の予感しかしません。ただいま絶賛キャストとコンセプトを妄想中です笑い泣き

 

おっと,いつまで経っても風呂に行きつかない叫び

でも,あなたは入口でまたもやたじろぐことになる。

さかえ湯の「売り」その3オリジナル感ビックリマーク

何とも唯一無二のお出迎え。

下足箱はいずこはてなマークはてなマーク

両サイドをご覧あれ。

さぁここまででまだめげなければいよいよです。

おぉ

さかえ湯の「売り」その4番台ビックリマーク

しかも,並大抵の番台ではございません。

脱衣所全体はもちろん,湯舟だって丸見えでございます。

以前訪湯したときは大ベテラン大女将が鎮座しておりましたが,

今回は跡取りと思しき若旦那。

 

脱衣所は狭い。モノがあふれている。でも,なんか雑然感に統一感があって(意味不明)和む。田舎の親戚の家のお風呂みたい。

 

ようやく浴室へ。

清潔感アリ。飾りっ気なし。ペンキ絵もタイル絵もなし。

壁は一面のサーモンピンク?のタイル。

正直言うと,どこぞの職員宿舎か寮の大浴場のイメージ。

カランの数は18。

湯船は大と小。大にはジェットバス2基。小にはジェットバス1基とバイブラ。

さかえ湯の「売り」その5湯船に浸かる自分の姿を鑑賞できるビックリマーク上の写真で分かりますか。カランの上の鏡に湯船に浸かる自分の姿が映るんです。しかも,鏡がきれいに磨かれているので,実にくっきりと映る。

いやぁこんな銭湯初めて爆  笑爆  笑

さらにさかえ湯の「売り」その6暴れるバイブラ爆弾

上の写真の奥がバイブラです。

蒲田温泉に匹敵する「怪獣出現レベル」

 

さかえ湯の「売り」その7薪湯がやわらかいビックリマーク

湯温は42~43℃。熱風呂と思うでしょうが,肌感覚はそれほどではありません。けっこう長湯できます。

 

あっという間にいつもの1時間。

でも,さかえ湯の「売り」はまだ終わりません。

さかえ湯の「売り」その8唯一無二のサービスビックリマーク

まずは浴室内に置かれたボディーソープ,シャンプーのボトルの多さ。20くらいあったかでしょうか。いろいろなボトルを再利用して詰め替え詰め替え使用している感じ。

そして,なんとバスタオル無料サービスびっくりびっくり

これ,すごいでしょ。もう表彰ものです合格合格

どこか他の銭湯でやっていたら教えてください。

 

はぁ~~興奮を落ち着かせようと飲み物に手を伸ばす。

おっと,ここでも。「メイトーパイン」初めてです。

美味しかったぁ~~ラブラブなんならお代わりの気分でした。

 

さかえ湯さん,ありがとうございます。いいお湯でした。

 

いつまでもSHIBUYA化しないで,迷宮感漂う,渋谷の町銭湯でいてくださいませ。

 

改良湯からのさかえ湯,いかがでしたか。

別に甲乙つける気持ちはありません。

この多様性こそが銭湯の味ですね。

あなたもいつか湯巡りしてみてくださいませ。