渋谷駅と恵比寿駅の間,
明治通りから入った路地に突如出現する巨大な鯨。
知らな人が見たら仰天間違いなし。
そこが,改良湯。
2018年リニューアルオープン,
知る人ぞ知る「デザイナーズ銭湯」の雄です。
もう玄関からしてこれです。
暖簾も
ご案内も
通り過ぎる人には和食かイタリアンの名店にしか見えません
暖簾をくぐると本日のメニュー
サウナが売り物なんですね。
スーパー銭湯ならぬ銭湯で日替わり熱波師参上は珍しいかも。
そして,このメニューの上,天井方向に目をやると
いやぁ,独特の光加減。
光の魔術師今井健太郎さんのデザインであることが分かります。
券売機で購入してから入店となります。
暖簾が艶やか。
ロビー,脱衣所,浴室…照明具合が統一されています。
脱衣所です。
(「東京銭湯」HPより)
広いなぁ!中央に「島ソファ」。これは珍しい。
さらにサウナチェアが4台。金属製のストゥールも3台。
ドライヤーも3基。
なんか若者の語らい場として設定された感じがします。
いざ浴室へ。
入るといきなり雰囲気に吞まれます。
(「改良湯」HPより)
壁画の鯨を見た後では,これはもう「深海」のイメージ。
うっすら流れるヒーリングミュージック。
ほのかに香るアロマの香り。
これは本日のかわり湯・エプソムソルトの香りでしょうか?
あまりに雰囲気に呑まれたせいか,まずはカランの数を調べるのに後回しにして,湯に浸かってしまいました
入って左手に,エプソムソルトの湯。ジェットバスが2基。
1基は背骨,もう1基は腰中心。いずれもおだやかな当たり。
湯温は40℃程度のぬる湯。
奥に炭酸泉風呂。
なぜか中央に区切りがある湯舟。
脚を伸ばせば3名と2名の大きさ。炭酸は弱め。
湯温は37℃とぬる湯。
入って右手前にサウナ。
奥に水風呂。15℃とキンキンに冷えています。
奥右手に外気浴。サウナチェアで寛ぐ若者で満員でした。
さて,カランの数は10!これは少ない。
奥の絵は,ペンキ絵にもタイル絵にも見えないなぁ?プリント?
ボクの視力と仄暗い浴室では確認できません。
現代アート,印象派が描きそうな,太陽と町並みです。
う~~ん,どこからどこまでも「デザイナーズ銭湯」ですねぇ。
改良湯
・若者比率高し
・タトゥー比率高し
・スタッフも若者ぞろい
・浴室は基本会話禁止
脱衣所に戻りしばし,ふと気づく。
・そういえば,浴室は静かだったなぁ
・脱衣所も全然ビチャビチャしていない
(サウナバスタオルを足に,自分の行動範囲と思しき床を拭い
てから出ていった若者もいた)
・脱衣所でスマホをいじくっている人もいない
なんだかふつうの銭湯よりもマナーがいい客が多い感じ。
(偶々かどうかは分かりませんが)
改良湯,正直ボクの感覚からすれば,
もはや銭湯とは少し違う世界に感じる。
でも,それはけっして悪い世界ではない。
ついそんなことを考えながら改良湯を後にしました。
改良湯さん,ありがとうございます。いいお湯でした。
あっそうそう,鯨の壁画にはちゃんと謂れがあります。