銭湯(ふろ)を訪ねて三千里~~と或る日の悲劇 | 紙風船

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中学校と高校で社会科を教えています(いました)。街探検や銭湯が大好き。ピクトグラムや珍しいものが好き。でも一番の生きがいは、子どもたちに「先生の授業、たのしい」と言ってもらえることです。

訳あって秋口から銭湯の新規開拓が滞り気味。

通勤中の電車内でも,「お遍路マップ」を眺めながらうずうず。

 

と或る日の仕事帰りに,突然の決断ビックリマーク

「今年中に地元新宿の銭湯を入り尽くそう」メラメラ

残りは6軒。

まずは柳湯へGOビックリマーク

 

大久保駅から歩き出す。

大久保通りを真っ直ぐ行けば見つかるはず。

20分程よく汗をかき,脚も疲れたところで到着!

こんなはずが・・・

まっまさかの休業中ガーン

 

気を取り直して,ここは直ちに方針転換。

「お遍路マップ」を見れば近隣に3軒も銭湯がある。

 

よし,松の湯だ!

ところが見つからない。

ウロウロ,グルグル。

とんでもない路地に潜んでいることもあると,

軒先に分け入っても見つからない。

アパートから出てきたジモティーに尋ねても分からない。

 

古そうなガソリンスタンドで尋ねる。

「松の湯ぅ〜。廃業したよ。もう三,四年も前だよ」。

う〜〜何てこったいガーンえーん

 

ここでくじけてなるものか。

5分の距離に金成湯(こんせいゆ)があるじゃないか!

 

ところが見つからない。

ウロウロ,グルグル。

尋ねる人も見つからない。

う〜〜〜何ってこったいムキー

もう意地だ。

竹の湯はどうだビックリマーク

 

棒になりかけた脚を引きずりながら進むと女神降臨!!

 

風呂敷に洗面器を包み歩く,絵に描いたような,「今から銭湯に行きますよ」スタイルのご婦人。

声をかけると

「竹の湯なら今から行くところよ」おぉまさしく女神様ラブ

 

そして歩みゆくは,先程までのボクとは正反対。

危うくロストするところでした。

聞けば金成湯もすでに廃業

すべては下調べ不足のボクの失敗ショボーン

 

そして音譜ついに竹の湯到着音譜

スタートから2時間以上かかりました。

 

ところが,ここで最後の悲劇が。

よもやのスマホ電池切れ爆弾

写真を撮れず,お遍路スタンプもgetできずえーんえーんえーんえーん

 

行き当たりばったりの己の愚かさと

銭湯の未来を案じつつ,湯船に浸かる。

 

そのうち,一年のうちにこんな日があっても,

まっいいかと思えてくるから銭湯は有難い。

 

竹の湯さん,また行きます。

それまで絶対に続けていてくださいね。