箱根関所を見学します。
小田急線箱根湯本駅につきました。箱根観光の玄関口です。
箱根湯本駅より「箱根町港行」のバスを利用します。
箱根湯本駅から約40分で「箱根関所跡」バス停に到着します。
バス停から歩いて2分くらいで見えてきました。
箱根関所が現在の場所に置かれたのは、江戸時代初期の1619年のことです。
江戸幕府は全国53ヶ所余りに関所を設けましたが、その中でも箱根は、最も重要で規模が大きい関所でした。1869年に関所制度が廃止されるまで、機能し続けました。
関所廃止後に建物は取り壊され、どういう姿をしていたかわからなくなっていましたが、1983年に発見された資料から、建物や構造物などの全貌が明らかになりました。
それを元に2007年に、建物や関所周辺環境が整備復元されました。意外に最近復元されたんですね!全然知らなかった。
入場料は関所資料館も含めて500円です。さっそく入って行きます。
厩(うまや)です。5頭繋ぐ規則でしたが、実際には2頭しか繋いでいなかったみたいです。
空いた場所は掃除道具など置かれ、納屋と兼用だったみたいです。
大番所には面番所と呼ばれる部屋がありました。
ここには小田原藩から出向した役人がつめ、ここを通る旅人の関所改めを行いました。
役人の人形に色が付いて無いのは、衣装の資料が無くて色がわからないかららしいです。
みんな緊張したでしょうね。現代でいえば空港の入国審査みたいなもんですか。
関所では「入り鉄砲に出女」を取り締まりました。つまり江戸に入る武器類と、江戸から出て行く女性に監視の目を光らせました。
江戸から出て行く女とは、参勤交代で江戸に人質としていなければいけない大名の妻のこと。人質に逃げられてしまっては、外様大名が国元で兵を挙げるやも知れません。
特に箱根は、出女に厳しい関所という特徴がありました。江戸から西へ向かう女性は、たとえ庶民の女性でも「女手形」というパスポートが必要でした。(男性は手形不要)
その上、屈辱的な身体検査をされます。
小田原藩から雇われた人見女が、女性の取り調べをしました。たいてい婆さんで、「改め婆」と呼ばれ、女性たちから恐れられていました。
女性の嫌そうな顔!
隅々まで調べられるのは、屈辱だったでしょうね。しかも部屋の前の縁側で、改められたのです。
上の間です。箱根関所の中で最も格が高く、大名などの接待の間としても使われました。旅人を威嚇するため、武具なども置かれました。
さすまたがありました。
足軽番所の休息所と言われる部屋です。足軽たちは掃除などの雑務をこなしていました。
井戸です。木枠を復元したら、また水が湧き出て、復活したそうです。
獄屋(ごくや)です。とても頑丈に作られています。
関所破りなどをした罪人が一時的に入れられました。
遠見番所へ登ってみましょう!
関所破りをされないように、足軽が昼夜交代で芦ノ湖や番所を見張っていました。
霧っぽくて芦ノ湖がよく見えないのが残念です。
本来なら絶景スポットなんですけどね。
この登り下りは結構キツかった。
資料館も充実していて、すごく勉強になりました。撮影禁止だったのが残念です。
象が関所を越えた話や、関所破りの記録など面白い資料や展示が盛りだくさんでした。
サクッと観光を終えて、箱根湯本駅に戻って来ました。
湯本駅で見たものは・・えゔぁ屋とな?なるほど「エヴァンゲリン」は箱根が舞台でしたね。(物語中の第三新東京市として登場)
ちょっとのぞいてみたいと思います。
おお!綾波レイ、すごい。
綾波(無感情娘)とアスカ(ツンデレ)というキャラクター類型が、今のアニメにもずっと引き継がれてきますよね。
えゔぁ屋でネルフのマグカップをお土産として購入しました。