♡2♡
風磨side

俺のスキな人は、俺の親友に恋してる…で、その親友には彼女がいる…



どうして、俺じゃあダメなのかな?










綾香side
ー放課後ー

健人「っじゃ、俺ら帰るわ。夢美、行こっ?」
夢美「うんっ。じゃね、綾香!風磨くん!バイバーイ!!」
綾・風「バイバーイ!!」

いつも、健人と夢美は一緒に帰っている。だから、私は、風磨と一緒に帰る。



風磨「ホント、仲いいよなー。あいつら(笑)」
綾香「ねー。…」
風磨と私は、いつも寄っているファミレスに入っていく。


風磨「…ツライなら、ちゃんと『ツライ』って言えよな、おまえは(笑)」
綾香「だって、風磨にばっか迷惑かけてるし…」
風磨「俺は気にしなくていいから…」


風磨は、私が健人のことスキなのを知っている。だから、唯一の相談相手。
風磨に迷惑かけちゃダメだってわかってる…けど、頼っちゃう自分がいる。


綾香「…ごめんね…いっつも頼ってばっかで…」
風磨「…ふっ、俺はスキでおまえ相談のってんの!(笑)だから、気にすんなっ((頭ポンポン」

風磨は、優しく笑って私の頭をなでた。

風磨の優しさがうれしくて、でも、健人のことで、ツラくて…涙がでた…。


綾香「ふっ…うぁ…うっう…」
風磨「あーもう、なくなって(笑)」



風磨sida

また、ツラくなったのか、なきだす綾香…。、俺は、綾香の気持ちを知ってる、だから、こうやって毎日、相談にものっている。もちろん…綾香は俺の気持ちには気づいていないから…。結構ツライんだよね…スキなやつが、もう1人のこと思って泣いてんの…。
なんで、アイツなんだよ…
こんなにも、苦しませてるのに…
なんで、まだスキなの?
…俺じゃダメなの?
…この想い…気づいてくれないの?…





♡3♡
健人side


夢美「けーんーとっ♪」
健人「なーに?(ニコッ」
夢美「んふふふ////」
健人「ふっ//かーわいっ♡」

周りからみた俺らは、バカップルに見えてんだろーな…。
確かに夢美は、可愛いし、いいこ。
だから、俺も付き合ってる。





…けど、ホントは違うんだ。
俺は…夢美を















利用してるんだ。











"彼女"への想いを…忘れるために…
そう…











綾香への想いを忘れるために…





俺は、綾香のことがずっとスキだった。
でも…風磨もだった。


ー五月

俺は、夢美に告白された、もちろんその時は、断るつもりだった。
…けど、

風磨「中島!俺、今まで言ってなかったんだけど…俺さぁ…」
健人「なんだよ(笑)さっさと言えよ!!(笑)」
風磨「…俺、綾香がスキなんだ…。」
健人「…っえ?」
風磨「それだけ!親友には、言っておきたくて(笑)ジャ!!(笑)」



なんとなく、嫌な予感はしてたんだ…。
でも、よりによって親友の風磨。
すごく、悩んだ。
諦めて、風磨を応援するか…自分も素直に言うべきか…
この後もずっとなやんでいた俺…。
でも、やっぱり…


俺もスキだ。



心を決めて、風磨に言いに行こうとしたとき…

健人「ふっm 「大丈夫。俺がいるから…。」」
健人「えっ??」


目の前には、風磨に抱きしめられてる、綾香の姿…。
…え?どういうこと??
俺の頭は、パニック寸前…


綾香「ふーま…ありがとう(ニコッ」
風磨「うんっ(ニコッ」

ちょっと頬を濡らし、笑顔でありがとうと言う綾香。
そんな綾香に、めったに見せない笑顔で「うん。」と答える風磨。


…あ、この2人…付き合ってんだ…。


この瞬間、俺の恋は、終わった。



テンションがかなり下がり、今にも泣きそうな俺のところに来た女の子。

『けんとくーん!!』
綾香であってほしいけど…この呼び方は…綾香じゃない…。


健人「夢美ちゃん!…俺ら、付き合おっか?」
夢美「…えっ!?いいの?」
健人「うん。よろしくっ♪(ニコッ」
夢美「あ、ありがとう(泣」




もう、いっそのことって…




夢美の告白を受け入れた。
綾香への想いを…


















忘れるために…














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