家庭用のパソコンとは違い、エンジニアなどが用いるパソコンは高機能高性能でないと仕事になりません。とはいえ、高機能高性能なパソコン、通称ハイエンドパソコンを購入するのは結構な値段です。このハイエンソパソコンをレンタルしてくれるのが株式会社サードウェーブレンタル、代表取締役社長は西川典孝さんです。1975年生まれ、44歳の西川典孝さんは北海道札幌市の出身です。小学生から大学生までずっと野球をやってきた西川さん、大学時代に肩を故障したことで野球を断念。その後、システムエンジニアとして働き出し、IT企業に就職します。その後ソフトウェア開発の会社に転職、コンサルティングなども行い、管理職に上り詰めます。2016年には取締役となり、2017年に株式会社サードウェーブレンタルの代表取締役社長に就任します。


元々株式会社サードウェーブレンタルは、ドスパラでおなじみの株式会社サードウェーブの子会社。サードウェーブのパソコンはハイエンドパソコンとして有名であり、将棋電王戦でも度々登場しました。このサードウェーブのパソコンをレンタルしているのが株式会社サードウェーブレンタルです。レンタルを利用することで経費処理が可能になり、減価償却の必要がなくなるのがポイントです。ハイエンドパソコンのレンタルサービスは株式会社サードウェーブレンタル以外ではあまりないため、現状ではその分野でのパイオニア、トップランナーとなっています。気をつけていることは、数年の変化で処理速度は一気に向上するため、少し前のパソコンに対するイライラ感を持つエンジニアが多いという部分。ストレスを与えないよう、常にスペックの選定を行うことを気にかけています。


株式会社サードウェーブレンタルの今後の展望について、西川さんはまず認知度アップを掲げます。サードウェーブという会社名は知っていても、そこがレンタルを行っていると理解している人がまだまだ少ないと感じているようです。長期的な展望では、サブスクリプションサービスの提供を検討しているとのこと。株式会社サードウェーブレンタルでハイエンドパソコンを利用し、届いたらすぐに作業に入れる、そんな理想的な環境を整えたいそうです。


年収などは明らかではありませんが、今後AIやIoT、ディープラーニングといった分野でハイエンドパソコンは欠かせないでしょう。需要をキャッチし続けられるのかに注目です。