少子化であるにもかかわらず、子どもを取り巻く環境は決して恵まれているとは言えません。そんな中で子どもを守るため、そして、安心して生きることができ、しっかりと育って社会にはばたくため、多くの非営利法人が子どもを対象にした活動を行っています。

こうした活動を支えるのが公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団です。2017年に設立された公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団は、児童福祉を中心とした活動に数々の女性を行う公益財団法人の1つ。この記事では公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団についてご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
 

公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団の紹介

公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団は、セコムの創業者の1人である戸田壽一氏、自らも保育園の運営会社を経営する戸田成郎氏の2人の名前がつけられた財団で、代表理事を戸田成郎氏が担当します。

公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団の理事には学習院の名誉院長や法律事務所、税理士法人など様々な分野に所属する人物が名を連ねています。

公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団の活動理念に「創造性にあふれ自立心に富んだ人材の育成に貢献」という文言があるほか、志は高くとも、様々な事情で進学を諦めざるを得なかった若者に対してサポートを行っていきたい気持ちがにじみ出ている印象です。
 

公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団の主な活動

現在、公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団の最大の活動は「児童福祉に関する活動費助成事業」です。家庭に何らかの事情があり、貧困状態、養育困難な状態で苦しむ学生、子どもの支援のために教育や自立支援事業を行っている非営利法人への助成を行っています。

毎年助成事業が展開されており、東京都で活動する非営利法人を対象にしています。日本で最も都会であるはずの東京ですが、東京だけで800か所以上の子ども食堂があり、学校に子ども食堂があるケースも珍しくありません。充足率は全体の4位と言っても、過半数にも届いていないのが実情で、人口比では真ん中よりやや上とまだまだ足りていません。

また貧困で苦しむ女性など、救うべき存在はまだまだあります。その中で児童福祉に関する活動費助成事業を通じて、公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団は非営利法人の支援を続けます。
 

公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団の今後の展開について

2018年度から継続されている児童福祉に関する活動費助成事業ですが、実際に助成金を受け取る団体は増えており、受け取る団体の多様性も増している状況です。例えば、2022年度に女性を受けた「特定非営利活動法人 一粒の麦」では、無料学習塾を運営しており、ボランティア講師が生徒に授業を行います。

学校の授業についていけない子どもは本来学習塾などに通いますが、お金がなくて塾に通えない子どもは多くいます。経済的な理由で塾に通えない子どもへの学習支援だけでなく、相談員が家庭訪問を行い、経済的問題の解決を考えていく活動も行います。

公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団では、様々な問題に対応する非営利法人のサポートを助成事業を通じて行うのはもちろん、助成事業の拡充にも期待が持てます。
 
公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団での詳しい活動内容については公式HPをご覧ください。