世の中には夢のような話がゴロゴロと転がっており、素直な気持ちを持っていれば大金をつかめているケースも少なくありません。その典型例が仮想通貨であり、たった10万円でも入れておいたおかげで巨万の富につながった人もいます。そんな夢のような話になるかもしれない事業が国産バナナの栽培事業である「みんなで農家さん」です。
この「みんなで農家さん」を運営しているのが、「一般社団法人みんなで農家さん」。代表は柳瀬健一さんです。柳瀬健一さんとはどのような人物なのか、事業内容、口コミなどと一緒にご紹介します。
柳瀬健一とはどんな人物か
「一般社団法人みんなで農家さん」で代表を務める柳瀬健一さんとはいったい誰なのか、パーソナルな情報を中心にご紹介します。
柳瀬健一のプロフィール
柳瀬健一さんは1966年生まれで兵庫県神戸市出身、現在56歳です。高校を卒業すると自衛隊に入隊し、その後会社員として働くなど若くして様々な経験を重ねていきます。その後、水から実業家として活動をし始め、1999年には都市総研インベストファンド株式会社を立ち上げ、不動産業に進出します。
都市総研インベストファンド株式会社では、不動産の証券化を行って積極的な運用を行っていきます。この経験が不動産を利用して収入を得ていく事業を生み出し、ファンドを通じて不動産を増やしながら資産運用を行っていくという「みんなで大家さん」のサービスの開発につながります。
これとは別に共生バンク株式会社を立ち上げており、共生経済を理念に掲げ、活動を行い、資本主義の限界を主張し、1人1人が利益を独占するようなことをするのではなく、みんなで手を携えて一緒に生きていこうではないかという理念が「共生」です。
柳瀬健一が手掛けてきた事業とは
みんなで大家さん、みんなで農家さんなど色々な事業を展開するなど、幅広く事業の最前線に立ってきた柳瀬健一さん。ここでは柳瀬健一さんが現在も最前線で事業展開を行うものを中心にご紹介します。
ゲートウェイ成田
日本の玄関口として長く機能し続ける成田空港。海外から多くの外国人が成田空港に降り立ちますが、その近くに現在も開発中の土地があります。2025年に開業予定とされるゲートウェイ成田です。正確には「共生日本ゲートウェイ成田」で、成田空港から車で数分程度しかかからないところにあります。
ショッピングモールのような場所を作り上げるほか、国際展示場としての機能を兼ね、中には「安土城」を再現したメタバースのような空間を作り、アートギャラリーとしてNFTのやり取りが行えるようになります。そして、日本全国の特産品が集まる場所を設け、天然温泉施設を用意するなど、スケールはこれまでの日本のショッピングモールの比ではありません。
伊勢忍者キングダム
三重県伊勢市にある伊勢忍者キングダムは元々安土桃山城下町、安土桃山文化村として機能しており、ともいきの国伊勢忍者キングダムとして生まれ変わりました。安土城を模した城がそびえたち、本当に城下町があるような感覚になります。敷地内ではいくつもの庭園があり、江戸時代にタイムスリップしたかのような気持ちになるくらい、本格的です。
食事もおいしく、伊勢湾周辺で収穫した海の幸、山の幸を堪能できるほか、伊勢の名物である伊勢うどん、三重を代表する地鶏「熊野地鶏」を利用したラーメンなどに舌鼓を打つこともできます。もちろん伊勢忍者キングダムと書かれている通り、忍者体験を行うこともできます。色々な楽しみ方ができるのが伊勢忍者キングダムです。
ともいきバナナ
ともいきバナナは、種を凍結させてから栽培を始めることでバナナ本来のポテンシャルをマックスまで高めることができ、通常のバナナよりもかなり甘いバナナになります。皮ごと食べられるのが売りとなっており、伊勢忍者キングダムでも販売されています。この「ともいきバナナ」こそ、みんなで農家さんで用いられている国産バナナです。
柳瀬健一が手掛けるみんなで農家さんとは
柳瀬健一さんが代表を務めるみんなで農家さん。果たしてどのような事を行っているのか、改めてご紹介します。
理想の流れは農業革命
柳瀬健一さんが手がけるみんなで農家さんではAGREVO農法というものを利用して、バナナなどを育てて、利益を生み出そうとしています。このAGREVO農法は、農業と革命の英単語の文字を活用しており、農業革命につながる農法として積極的に採用しています。現状はバナナ等に限られますが、いずれは農業を盛り立てていくことを願っている様子。
元々日本の食糧自給率は決して高くなく、何かと海外に依存しているのが実情です。これでは世界的な経済の変化に左右されやすく、外的要因で物価を左右させるなど、あまり健全な状態とは言えません。他にも食の安全を脅かすような出来事もあるため、それを避けるためにAGREVO農法を活用するなどして農業を再び日本の主力産業にしていこうという意欲が伝わります。
だからこそ、柳瀬健一さんは「みんなで農家さん」を一般社団法人として扱い、会社や個人の利益ではなく日本全体にその利益がもたらされるようにしたのです。
ともいきバナナと「神バナナ」
ともいきふぁーむ株式会社ではともいきバナナを生み出していますが、先ほどもご紹介したAGREVO農法を活用し「神バナナ」というバナナを生み出しています。この「神バナナ」も皮ごと食べられるバナナです。神バナナは鹿児島県にあり、ここに神バナナを扱う場所があります。
バナナ栽培にふさわしい環境であったことに加え、水がいいというのも大きな要素。皮ごと食べるということは農薬を一切使わない形で栽培されています。
気軽に農業へチャレンジできる
柳瀬健一さんは多くの人が気軽に農業に参加できることを臨んでおり、そのために初期費用をかけずに、人の手もさほどかけないで農業が行えるようにしています。初期費用も500万円程度しかかからず、その間の管理はスタッフが行い、お金を出資した当人は何もしなくて大丈夫。
そしてバナナは特定のルートで買い取ってくれるので安定した収入が得られます。現在はバナナのみですが、今後は熱帯で生息している植物を中心にラインナップが増えてくればより多くお金を稼げるようになるかもしれません。
みんなで農家さんの口コミはいかに
みんなで農家さんに関する口コミとしては、お金だけ用意すればみんなで農家さん側ですべての段取りを立ててくれるので形になったという声や、みんなで農家さんでの経験を銀行で伝えることができ、融資につなげられたという声があります。
中には作業が大変だった、チェックが難しいといった声もありましたが、これらは最初からわかっていたことであり、あまり懸念すべき口コミとは言えません。それよりもみんなで農家さんを始めたことによるわくわく感を参加者たちが感じており、今後より展開が期待できるかもしれません。
まとめ
柳瀬健一さんは色々な事業を行い著書も数多く出しています。共生という理念は今後の日本を変えるかもしれない理念であり、その理念が浸透していけば、取り巻く環境はまた一段と変わるはずです。資本主義に対する失望がはびこる世の中、救世主的に共生というフレーズが飛び交うようになれば、ゲートウェイ成田を含め、柳瀬健一さんが目指してきたことが一気に動き出すかもしれません。