過去には視聴率三冠王を何年も続けたものの、近年は株式会社フジテレビジョン。

その株式会社フジテレビジョンで代表取締役社長を務めているのが遠藤龍之介さんです。

 

1956年6月3日生まれ、63歳の遠藤龍之介さんは、東京都の出身です。

父親は小説家として知られ、若くして芥川賞など数多くの賞を獲得し、文化勲章ももらった遠藤周作さん。

誕生した時は芥川賞を受賞してまだ間もない時で、まだまだ生活は楽ではない時だったとされています。 英才教育を受け、慶應義塾の幼稚舎からそのままエスカレーター式で慶應義塾大学文学部を卒業し、フジテレビに入社します。

ちなみに、父親の周作さんは大学受験は勧めなかったという話があり、これを真に受けた一部メディアが、遠藤さんが高卒のままフジテレビ入社できたというような話をぶち上げました。しかし、これは誤報で、龍之介さんは削除を求めようとしたものの、角が立つのでやめたと語っています。 

当時のフジテレビは低迷期を迎えていたころでした。ディレクターを務め、1980年代にはドラマのプロデュースを務めます。その後、編成部の副部長、企画担当部長、編成部長を経て、2003年には広報部長、2006年には広報局長、2008年には取締役に就任。2012年に常務などを務め、2019年、株式会社フジテレビジョンの社長に就任しました。

 

遠藤さんは将棋が得意で、プロとの指導対局でも勝つなどかなりの腕前。

そのため、社長に就任する前から日本将棋連盟の非常勤理事を務めており、フジテレビ以外でも活躍の場を広げています。 

 

遠藤さんの年収ですが、だいたい4000万円ほどとされています。

社内取締役全員に支払われる報酬と社内取締役の数から算出できます。もちろん全員が同じではなく、社長には多少厚めに支払われることが考えられるため、実際はこれよりも多い額を社長は受け取ることになりそうです。

日本将棋連盟の非常勤理事を務めていますが、常勤理事のように毎月給料がもらえるわけではなく、非常勤理事は理事会に出席するたびにお金をもらうような形になります。1回出席するたびに5万円がもらえ、期末手当などはもらえません。

毎週開催はされるものの、たくさん出られるわけではないため、フジテレビでもらえる役員報酬からすれば、微々たるものと言えます。低迷を続けるフジテレビにおいて、浮上のきっかけをつかむことができるのか、遠藤さんの手腕にかかっているといっても過言ではありません。