週刊少年ジャンプなどを発売し、数多くの漫画を世に送り出してきた株式会社集英社。

現在、株式会社集英社の代表取締役社長を務めるのが堀内丸恵さんです。

 

1951年生まれ、68歳の堀内丸恵さんは、山梨県南都留郡の出身です。

成蹊大学法学部を卒業すると、1975年株式会社集英社に入社し、週刊少年ジャンプの編集部に配属されます。

1976年には小林よしのりさんの出世作である「東大一直線」、ギネス記録にもなった秋本治さんの「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の初代編集者となり、いずれもヒットさせます。
この活躍が評価され、週刊少年ジャンプ編集部では副編集長となり、その後別の雑誌に異動。

その後集英社の人事課、社長室部次長、編集部長などを歴任し、2004年には役員待遇、よく2005年には取締役に就任。2008年には常務、2010年には専務と出世を続け、2011年代表取締役社長に就任します。やり手の編集マンは30年以上の時を経て集英社の社長となりました。


こち亀では、何度も堀内さんの名前が登場するほか、堀内さんにちなんだキャラクターも数多く登場するなど、秋本治さんとの関係は常に良好でした。また小林よしのりさんの漫画にも堀内さんのキャラが登場するため、当時、秋本治さんと小林よしのりさんがとても仲が良かったという話もあるほどです。

また、堀内さんの子供の名前をこち亀の漫画の中で募集し、その審査を堀内さん本人、秋本さん、小林さん、甲斐よしひろさんが行い、実際に名前がつけられました。こち亀愛にあふれた堀内さんは、地元にこち亀を当時の全巻を寄贈するなど、その愛は不変です。
その愛を持ちながら仕事を続ける堀内さん、出版業界は大きな変革期を迎えていますが、集英社の風通しの良さやフットワークの軽さなどを維持しつつ、変化に対応できるような仕組み作りに取り掛かっています。

2011年度から比べると売り上げは下がっている一方、利益は一定の金額を確保しており、堀内さんの手腕が発揮されています。


堀内さんの年収ですが、集英社は株式上場をしていないため、細かな数字までは定かではありません。ただ、集英社の平均年収が620万円で、社長と社員の年収格差はおよそ4倍程度と加味すると、年収が2500万円の可能性が考えられ、役員報酬の平均を比べても妥当な数字です。

資産に関しては明らかではありませんが、家や土地など何かしらの資産を有するなど、何かしらの資産形成を行っている可能性が高いでしょう。