「コーディネーターデビュー連続日記」の最終稿となりました。
2回目となる今日は、朝8時30分に現地集合で、到着とほぼ同時に監督さん、カメラさんを中心にアクションの動きの確認作業に入りました。
事前に今日のシーンのコンセプトを聞いていた事もありので、現場に着いた時点でパターンを数個用意していたので、気持ち的には大分余裕がありました(^_^)
舞台はとある一般家庭のリビング。
家具やテーブル、収納棚と言った家具が置いてあるのは当然ですが、撮影現場ではそれ以外にカメラ、照明と言った機材もあるので、アクションが出来るスペースはかなり狭くなります。
しかもカメラ位置によってはもっと動きが制限される場合があります。
今回の現場がいきなり“それ”でした(^^;
まずは助監督さんを相手にマウントの返し方を説明。
その瞬間、現場中に「おお~」と言うどよめきが。
助監さん、本当に飛びました(笑)
で反転して上になって数手あってから、その後膝を抜いてバックを取る動きを見せると再び「おお~」
その時の気分は殺陣師と言うよりアクション俳優(^_^)
モニターを見ている監督さんの「むっちゃ動きいいね~早っ!」の声で益々気を良くしたです。
・・なんですが、その後以下のダメだし?を受け、用意してきた動きに修正を加えることになりました。
まぁ言うなればここからが、アクション指導の本当の実力が試される場となります。
・マウントからひっくり返された俳優さん頭の位置(体の向き)を、当初用意していた位置と180度真逆にする。(カメラ配置の制限)
・マウントでひっくり返される俳優さんの動きを、テーブルとの位置関係からもっとコンパクトにする。
・下になってマウントを返す俳優さんが、役の設定上かかとの高いヒールを履いているので、それで出来る動きを。
いや~ちっとも困りませんでした(^^)v
予めいろんなパターンを想定していったので、その全ての制約に対処できる動きを幸運にも用意していて助かりました。
「備えあれば憂い無し!」
まさにその通りですな♪
よりスムーズにかつ安全に倒し、倒されるよう、動きを付け加えたり減らしたり、そして同時に俳優さんにも、寝た状態から簡単に崩せる方法、逃げる相手を楽に押さえつける方法(ま、つまりは“本物の技”と言うこと)、を上になったり下になったりしながらアドバイス。
数回テストを繰り返した後、本番では一発でOKでした(^_^)
ノリノリになった俳優さんから「プロレスのいい決めポーズありませんか?」みたいな要望があり、最後の決めポーズ(ムタ風)までアドバイスしてしまったとです(〃∇〃)
今回は、前回の反省を踏まえ、カメラ位置を意識し、頻繁にモニターをチェックしながら画角を把握した上でのアドバイスが出来たと思います。
前回は初めての現場と言うことで、なかなか口出しできませんでしたけど、今日は少しでもいい絵になればと言う意識で、僕の方からもいろいろと提案できたし、そしてそれをほとんど取り入れてもらえた事がほんと嬉しかったですv
なんて言ってますが、世の中のほとんどのコーディネーターさん達の足元には到底及びませんけどね(^^;
放送が楽しみだな~
9月後半~10月秋口放送の深夜ドラマです。
主演は元仮面ライダー○○のイケメン俳優。
時期が来ましたらまた告知しま~っす(≧∇≦)ノ
SEE YA!