本日、アクションコーディネーターデビューを無事果たして来ました!!
現場に着いて早速、監督さん、プロデューサーさんと名刺交換。
「沙人と申します。本日はよろしくお願い致します!」
あいさつもそこそこに、監督からシーンのイメージコンセプトが説明されます。
「カンフー映画みたいにパッパッパッって言うのがあって、投げ倒されるのも面白いね」
ヨッ! (/ ̄□ ̄)。しゃぁぁ~っ!!
当初「投げ技」を指導すると言うことで行ったので、監督さんのこの申し出は、空手を志す僕にとって、まさに「棚からぼた餅」「渡りに船」!!
その前日にお渡ししていた僕のプロフィールが功を奏したのだと思われます(^^)v
あとは倒れる位置と形を決めて、そこに至るまでの手を考えるだけ。
そこからはもうアイディアが湯水のように出まくって困りました(笑)
僕が習ったことのある空手の型は15個。
ひとつの型にだいたい10通りの用法があるので、単純に150個の用法を引き出しとして持っていると言う計算になります。
勿論その全てを瞬時に思い浮かべるのは至難の業ですが、「こんな感じで」と言われれば、その中からチョイスして、時には繋げたり、減らしたりすることで、どんなシチュエーションにでも対応できると言う自信は持てますよね(^_^)
なので初めてのコーディネート現場でしたけど、振りを考えるのがむっちゃくちゃ楽しくて、待ち時間の間に十数個のアイディアが出来上がりました。
それを台本に箇条書きで書き出して、頭の中でシュミレーション(と言うか普段道場でやってる動きなので、やるほうもやられる方も容易にシュミレート出来るのが嬉しい♪)。
そしていよいよ僕の出番!
本番は夕食休憩後だったので、監督さんの前で、さっきまで考えてた動きの中から、まずは簡単なものからプレゼンスタート!
「いい!それむっちゃかっこええな~!それでいこう!(監督さんは関西出身らしい)」
と言うことで、どれが採用になったかは秘密♪
バンザーイ \(≧∇≦)/\(≧∇≦)/\(≧∇≦)/\(≧∇≦)/♪
むっちゃ嬉しかったっすよ♪
残された十数個のパターンは、また次の機会まで暖めておきやす(^^)v
そしていよいよ役者さんに振り付け開始。
お二方ともテレビや映画でよ~く拝見するお顔です。
そんなお二方から「先生」と呼ばれるのが、めっちゃこっぱずかしかったです(^^;
まず僕が殴る方と殴られる方の動きを見せて、その後で実際おふたりにやっていただきます。
アクションですので、専門的でマニアックな“特殊技術”はすべて割愛し、とにかくやりやすいように、大きく動いていただきました。
休憩時間中も何度も何度も動きの確認。
フィクションだけどフィクションに見えない殴り方、受け方、返し方を、経験値の低いまだまだ未熟な今の僕が持っている狭い範囲だけでですが、一所懸命アドバイスさせていただきました。
その甲斐あって、本番では俳優さんも段々ノッて来たのか、シーンの最後の決めセリフで、あのドラゴン師父の名セリフ「考えるな、感じるんだ」まで飛び出しました。
その瞬間一同大爆笑!んでそれがOKテイクになりました(^_^)
とまぁ全部良い事尽くめで終わった訳では無く、やはり経験値の低さから気付けなかったミスもありましたね。。。
カメラアングルをちゃんと意識しての、パンチの軌道とか相手への被せ方、そしてリアクションの取らせ方にまで頭が回りませんでした。
結局カメラさんの方が動いてくれて何とか絵にはなった感じです。
まだまだまだまだ!
今回、表ではなく裏方でアクションに関わらせていただきましたが、この裏方と言う役割も結構、、いや、かなり面白いです!!
動きを説明しながら、何度か俳優さんが「おお、これ本当に効きますね」と驚いてくれる度に、フィクションではありつつ、振り付けている動きは本物の技ですので、その驚きが素直に嬉しい夕暮れのオープンスタジオでした♪
さ、日曜日も同じ現場で二度目のコーディネート!
元ヒーローのイケメン俳優を投げてバックを取ってきます(^^)v
SEE YA!