あの大震災からもう12年。

 

つい最近の出来事だったような気がするんだけどもう12年かぁ...。

 

あの日、中学生の時の同級生3人とイタリアンで食事を終え、コーヒーを飲みながら、とりとめのないお喋りをしていた。

 

あれ、地震?

 

今までなら直ぐに止む地震なのにやけに長い、そうしているうちにだんだんと強い揺れが立て続けに起こったガーンガーンガーン

 

 

ガシャン、ガシャン!!

 

ワインやらトマトホールの業務用の缶詰缶が棚から落ちる音にも吃驚していたら、途端に停電。

 

余りの恐怖感に身体の震えが止まらない。

 

 

でも、私の味わった恐怖感など、沿岸部に住んでいた人たちの比べたら、比べ物にならない程ちっぽけなもの。

 

一応大震災の体験者ではあるけど、声を大にして私も大変だったんですと言えない。

 

 

只の体験者です。

 

 

沿岸部から僅か5,6kmしか離れていないのに天国と地獄位の差がある。

 

 

3人の内1人は実家が荒浜出身で偶々福岡から帰省していた。

 

 

12時ごろ、その友人を迎えに行ったが、見慣れた風景はもう見れないんだと、改めて自然の威力には太刀打ち出来ないと思った。

 

その友人の悲しみもいくばかりか、彼女は今でも震災の動画は見られないという。

 

この時も、送っていく順番が違っていたら、ひょっとして津波の被害に遇ってたかもしれない。

 

食事していた店と荒浜海岸は5km位しか離れていないから、車で数分の所なのでと考えると空恐ろしくなる。

 

 

最初に送っていた友人は仙台でも中心部なので真反対の方向だったので助かったけど。

 

ラジオを付けて走っていたが、津波と聞いてもピンと来なかった。

 

どこかよその国の出来事のように聞いていた。

 

東部道路の手前まできたら、車がUターンしているのよね。

 

何にも分からないから、進もうとしたらお巡りさんに止められた。

 

もう、これ以上先に進めないから、今日は家に泊まったらと言ったが、彼女はそんな事出来ないというのである。

 

友達はしばらくお巡りさんと話をしていて中々車に戻って来ない。

 

 

 

お父さんやお姉さんのことを考えると、私一人だけのうのうと出来ないと言う彼女。

 

そうか~。

 

それで、全く危機感のない私は、友達を置いて帰ってしまったガーンガーンガーン

 

友達の事だから、何としてでも実家に行くんだろうなと能天気な事を考えていた。

 

 

津波で壊滅状態になっているとは露にも思わなかったのである。

 

友達はお巡りさんに何とか荒浜の実家まで帰してくれと言ったが、お巡りさんに言われたのが、"奥さん、実家はもう無いですよ"と言われて、初めて事の重大さを知ったそうであるガーン

 

 

そのあと近くの中学校の避難所まで送ってもらったと言ってた。

 

 

福岡に帰るまでが大変だったらしいが、仙台から山形空港までバスで送ってもらい、大阪で乗り換えてようやく帰れたらしい。

 

 

お父さんとお姉さんは荒浜小学校へ避難していたらしいが、お父さんは寝たきりで水に濡れたのと余りの寒さがこたえたのか肺炎をおこして10日後位に亡くなっていた。

 

 

あの悲惨な津波の状況は布団の中で携帯のワンセグで知った。


凄い事になってる~ゲッソリ

 

 

あの頃、車にナビも付けていなかったし、携帯電話も電池が残りわずかだったので、早々見ることが出来なかった。

 

 

原発事故と、もうどうなってるのという位、次から次へと起こる大惨事叫び叫び叫び

 

 

それでも何とか乗り越え、現在に至ってる訳です。

 

 

仙台の中心部は翌日には電気が点いて、何事も無かったように仕事を始めていた。

 

 

石巻から通ってた同僚は、余りの違いに愕然としたと言っていた。

 

 

あれから12年、震災の事は死ぬまで忘れる事はないと思う。

 

 

助かる人と助からない人の差は何なのかなと、あの日を境に運命論者になった私です。

 

 

どんな酷い状況でも髪の毛1本の差で助かる人がいるという事実。

 

 

この震災で亡くなってしまった人達の為にも、生を全うするという使命があるのではないかなと思っている。

 

 

死にたくなくてもある日突然失われる命に対し、自ら命を絶つなんて、申し訳ない気持ちになりませんか?

 

 

そんなわけで、あんなに聡明な春馬くんが自らなんてあり得ないと思ってる。

 

 

最後は春馬くんに絡まないと気が済まない私。

 

 

お許し下さいませ。

 

 

それにしても、どんな困難にぶつかっても何度でも立ち上がる日本人の底力。

 

 

改めて、凄い国民性だと思う。

 

 

常に自然の猛威と戦っているから、慣れてることもあるけどね。

 

 

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