男泣きする夫を前に、
一度は自分の中で整理したはずの気持ちが、
“初めての謝罪”によって、
また大きく乱される自分がいました。
今までの辛かった日々が、
順番に頭の中に浮かびます。
そしてその記憶と、
今、目の前で涙を流す夫の言葉が、
交互に頭の中を通り過ぎていく。
「今さら?」
そう思う自分。
でもその一方で、
「本当に終わったの?」
「まだ信じたい」
そんな自分がいることにも、
嫌気がさしました。
やめなさい。
もう傷つかないで。
でも、
大丈夫、信じてみたい。
心の中で、
そんな声が何度も交互に響いていました。
でも、
そんな葛藤の中で、
ひとつだけはっきり思ったことがありました。
私の出した今回の答えは、
夫のことが大切だからこそ、
出した答えだったということ。
そして、
私にとって、
これ以上の“底”はきっともうない。
だからこそ、
ここまで落ちた私は、
もう強い。
開き直った私は、
きっと誰よりも強い。
私の気持ちが、
この一件の前に戻ることは、
もう二度とない。
でも、
分け隔てなく大切にしてくれた長女への恩は、
一生忘れない。
長女も
こうなった今もパパのことを
大切に思ってる。
次は、
私がその恩を返す番なのかもしれない。