講義やバイトなどで多忙になっていたある日

百花からLINEが来た


(今日、時間あるか?)

こういった連絡が来たということはあの件だということを察した

ちょうど、レポートは片付きバイトもなく時間が空いていた

(あるで。)

それだけ返信した
すぐに既読がついた

(うちん家来い。)

(分かった。)

それで会話が終わり、次の講義まで時間が迫っていたので教室に向かった

(あっ、彩ちゃん。)

(美優紀やん。)

(隣くる?)

(おぅ。)

(今日、一緒に帰れる?)

(あぁ...すまん。今日、百花ん家行くから。)

(そっか。2人、ほんま仲良くなったよな。)

(美優紀のおかげや。)

(せやな。感謝せぇ。)

(やかましいわ!)


しばらくすると、先生が教室に入ってきて講義が始まった


90分は長いようであっという間で、気づいたら終わっていた

(彩ちゃん、これで終わり?)

(うん。美優紀は?)

(私も終わりやで。)

(そか。途中までやったら一緒に行こか?)

(ええん?)

(おぅ。私が一緒に行きたいからや。)

(彩ちゃん、大好き!)

美優紀は彩に飛びついた

(わっ...分かったから離れてくれ。)

(もう...じゃあこれで。)

(まぁ、それなら許す。)

美優紀は腕を組んできた

(彩ちゃん。ありがとう!)

(はいはい。)

美優紀とは駅まで一緒に行くことになり、そこで別れた

(これから、5分くらいで着くけど大丈夫か?)

百花にLINEする

(家にいるから大丈夫やで。)

(分かった。今から向かうわ。)

(おぅ。)


それから約5分後...

ピーンポーンッ

インターホンを鳴らし、扉の前で待つ

(おぅ...)