あんなに美優紀が喜んでくれるとは思わなかった
喜んで欲しくて練習したけど、予想以上の反応をしてくれた
それが、純粋に嬉しかった
もっと、頑張ろうと思えた
あの反応を見て、やりたいことができた
叶えたいことができた
私はある人にお願いをした
トントンッ
「ん?なんや...って」
(どうしたん?急に...)
(お願いしたいことがあってん。)
(お願いしたいこと?うちじゃなきゃあかんのか?)
(うん。百花にしか頼めへんのや...)
(なんや、言うてみぃ。)
(あんな......)
それから百花に説明した
(そういうことか...うーん...)
(やっぱり、あかんか?)
(いや、ちゃうねん。)
(ん?なにが?)
(そんな大役みたいなこと引き受けていいんかなって...)
(なんや、そういうことか。いいに決まっとるやろ。百花がええから、百花にしか頼めへんと思ったから言ったんやで?)
(...分かった。やらせてもらうわ。)
(ありがとう!)
(やるからには100%のものにしぃひんとな。)
(せやな。)
(とりあえず、計画立てよか。)
(うん。)
(これをまずやって、次にこれやろ...で、次はー......)
百花と出会って、さらに生きることに楽しさを感じた
表現することの喜びを感じた
でも、どれもこれも美優紀という存在がいるから
美優紀の笑顔が見たいと思うから
(じゃあ、この流れでやっていこ。)
(これ、早めにやってな。)
(分かった。)
(それにしても、彩...)
(ん?なんや?)
(みるきーのこと好きやなぁ...)
(うっさいわ。好きで悪いか!)
(いや、ええなって。)