土曜日になった...

[彩ちゃーーん!]

家に行く前にLINEする

[なんか騒がしいわ!]

[ひどーい!]

[はいはい。]

[もう...]

[で、なに?]

[あっ、今からそっち行くな?]

[あぁ...分かった。]


間もなくして彩の家に美優紀が来た

(彩ちゃん!)

(なんやねん!)

(あれ?ももちゃんは?まだ来てへんの?)

(あぁ...まだや。)

(ふーん...)

美優紀は彩のベッドにダイブした

(こら!勝手にベッドで寝転がるな。)

(別にええやん。)

(自由すぎるわ。)

(今さらやろ。)

(開き直るな!)

(あ!マンガあるー。)

(あんたはネコか!)

そんな会話をしていると、彩のケータイに通知が入った

ケータイを開く
それに気づき、美優紀が話しかけてきた

(誰から?)

(ん?あぁ...百花からや。)

(なんて?)

(もう少しで着くって。)

(そうなんや!)

(なんで、そんな顔明るくなんねん。)

(だってー、ももちゃん好きなんやもん!)

(ほんなら、百花のとこ行け!)

(もうすぐ来るやん。)

クスクスと笑い始めた美優紀

少し経つと百花が家に来た

(何があったん?)

たどたどしい手話で訳の分からない雰囲気を感じて聞いてきた百花

1人はニヤニヤした表情をしていて、もう1人は明らかに拗ねている様だった

「彩ちゃん、拗ねちゃったんや。」

「いや、見れば分かるわ。なんで拗ねてるかっていうことや。」

「あぁ。そういうことね。」

「どういうことやと思ってたん?」

「んー...」

「あー!もう...なんで拗ねてるかって理由言ってくれればええ。」

「ももちゃんが好きって言ったらこうなった。」