(さや姉の気持ちはもちろん尊重する。ただ、もう少しみるきーの気持ちを考えて欲しい。みるきーだって、考えてないわけないやん。みるきー傷つけるようなことしたら、私も朱里も許さへんからな。)
(分かった。考えてみる。私やって美優紀を傷つけることはしたくない。美優紀には笑顔が1番やから...)
(みるきーのことをよく知ってるのは、さや姉や。それは、どうしても勝たれへん。でも、さや姉が気づかへんことを私や朱里が気づくことがある。それは事実や。)
(せやな。美優紀はしんどいこととか苦しいことがあったら、すぐに隠そうとする。それでも、無理してるのは分かるから気づくことができるんやけど、全てを気付けるわけやない。不甲斐ないと思うわ、自分のことを...だから、大学で美優紀を理解してくれる人ができてホンマに良かった。そこは感謝してる。だから、私にできない部分をサポートして欲しい。)
(分かってるよ。)
(おぅ。)
(じゃあ、みるきーのところに行きな。)
(分かった。上西も朱里のところに行くんやで。)
(余計なお世話じゃ!)
本当に大学で理解してくれる人ができるとは入学当時は思ってへんかった。でも、受け入れてくれて、自分たちのことをさらけ出してくれたから、こっちもありのままの自分をさらけ出すことができた...
その日の講義が終わり...
トントンッ
(美優紀。お疲れ様。)
(お疲れ。)
(待って。どこ行くねん!)
(え?帰るけど。)
(一緒に帰ろうや。)
(嫌なんやろ?)
(んなわけないやろ。)
(知らんし。)
(なんでそうなるねん...)