ゆいりちゃんが戻ってきた。
どこにいたかは想像つく。


も:話できてた??

ゆ:もぎちゃん…。

も:さきちゃん、波瑠と話できてそう??

ゆ:うん。
 ごめんね。余計なことしたよね…。

も:ゆいりちゃんが謝ることないでしょ。
 知ってたし、さきちゃんの気持ち。

ゆ:もぎちゃんは…それでいいの??

も:戻ってきたら伝えるよ。
 ダメ元だけどね…。


後悔したくないから。
砕けるなら砕けて、今まで通りになるだけ。
モヤモヤしてるより、スッキリしたほうがいい!!


ゆ:そっか!!頑張ってね!!
 きっと大丈夫だよ!!

も:ありがとう!!



暫くして、さきちゃんが戻ってきた。
スッキリした顔してんな~なんて呑気に思ってしまった。


も:さきちゃん

さ:うん??

も:スッキリしてんじゃん

さ:まぁ~ね。
 わかってたことだから。

も:そっか…。


そこから言葉が出てこなかった。
伝えなきゃいけないのに。
離れたところで、ゆいりちゃんが心配そうな顔してる。
今だよね、ゆいりちゃん?



も:好きだよ。

さ:え??

も:さきちゃんのこと。真剣にさ。
 あわよくば付き合いたいな~なんて。

さ:でも、私…。

も:ゆっくりでいい。
 すぐに忘れるなんて無理じゃん。
 だから、ゆっくりでいい!

さ:もぎちゃん…。

も:私は待ってる。
 さきちゃんがいつか私を見てくれるまで。
 ずっと好きだよ!私はさきちゃんの事が好き。


さきちゃんが私の服の裾をギュって掴んだ。
下を向いて、小刻みに震えてた。
私はそっと抱き締めることしか出来なかった。
それでも、さきちゃんを守るんだ。離さないって思った。


も:大丈夫。
 さきちゃん、大丈夫だよ。


いつか、さきちゃんが答えてくれる日まで。
今日みたいに側にはいるから。


あの日。
あの選択をして彼女は良かったのだろうか。


ゆ:なぁちゃん

な:!! どうしたの??

ゆ:それ、こっちの台詞。
 まだ気にしてんの??



本当に。
この人には敵わない。
何でもお見通しかな。



な:本当に良かったのかなって。

ゆ:なにが??

な:何がって結婚!!
 やっぱりさ…。

ゆ:なぁちゃんはさ、ゆうが今側にいるの迷惑??

な:そんな分けない!!嬉しいし、幸せだよ!!

ゆ:じゃあ、いいじゃん。
 あれは私が決めたの。
 なぁちゃんと一緒にいたいって。
 あの日、相手のご家族には申し訳ない事した。
 でも、彼は気付いてたから。
 ゆうが、彼の事をちゃんと見てないって。
 何かを諦めて一緒にいようとしてくれてるって。
 だから、あれは間違いじゃない。

な:ゆうちゃん…。

ゆ:今側にいたいって思う人と一緒にいようって決めたの。
 だから、間違いじゃないよ。

な:間違いじゃないならさ、結婚しよっか。

ゆ:え!!

な:ずっと一緒にいたいから。
 ゆうちゃんを幸せにしてあげたいから。
 あの頃より少しだけ強くなれたから。
 だから、なぁと結婚してください。



本当はずっと前から持っていた指輪。
こんな日がくるなんて思わずに作った。
自己満足で。
でも、ゆうちゃんが間違いじゃないって言ってくれたから。
今度こそ、私が幸せにしてあげたいから。



ゆ:あ~遅いったらないな…。

な:…ダメかな。

ゆ:ダメじゃないよ。
 ありがとう!幸せにしてあげる!

な:うん。なぁの事、幸せにして。
 なぁもゆうちゃんを幸せにしてあげたいから。

ゆ:うん!!



君にあの日伝えた言葉を
間違いじゃないって言ってくれたから。
時間が掛かってごめんね。
君に出逢えたことを幸せに思うから。
これから先も、君を幸せにしてあげる。



な:幸せになろう!

ゆ:幸せになろう!

周りの想像や期待なんて関係ない。

だって、実際はそうではない。



も:本当に私で良かったのかい??


ゆ:なんで??


も:いや、世間はゆうなぁじゃん??


ゆ:まぁ~ね



そう。

実際には茂木と付き合ってる。

YouTube始めて、お互いを知って

このような形になったのでる。



も:ゆうちゃんが言うなら


ゆ:そうだよー


も:ねぇ


ゆ:うん??


も:好きだよ


ゆ:…うん


も:ほんとだよ


ゆ:わたしも…好きだよ


も:知ってるよ



そっと抱き寄せられて感じる。

怖そうに見えるけど、優しくて。

心の広いムードメーカー。

おんちゃんが好きになるのも分かるかな。



ゆ:茂木ちゃん


も:うん??


ゆ:私で良かったのかい??


も:当たり前っしょ


ゆ:…ありがとう


も:こちらこそ