かつて勤務していた会社の山岳部OB会恒例の秋のハイキングで荒船山を1泊2日で歩いてきました。

前日の10月25日朝、新幹線で東京を出発し、まずは小諸の懐古園を散策しました。千葉県では大雨で大きな被害が出ましたが、小諸は幸い雨も弱く、ゆっくりと小諸城址や藤村記念館、小山敬三美術館などを巡り、昼食に小諸蕎麦の名店「草笛」で小諸蕎麦を食べ、その日は荒船山の近くの内山牧場の「山荘あらふね」に宿泊しました。

翌朝、山荘あらふね周辺は深い霧に覆われ、今日一日霧の中のハイキングかと思いましたが、宿のマイクロバスで内山峠の登山口に着くと、何と青空が出てきました。

結局、前日の雨のため足元はあまり良い状態ではありませんでしたが、太陽も顔を出してくれて、色づき始めた樹々の紅葉を楽しみながらのハイキングを楽しむことができました。

荒船山は山頂部の広い台地と200メートルの高さの絶壁で有名な日本200名山です。山頂部の台地に着くまでは、急な岩場などを登ったり、山頂部に着くと広い台地をのんびりと歩いたりと変化に富んだ楽しいコースでした。又、200メートルの絶壁の上の艫岩展望台では足のすくむような高度感と少し雲で隠れてはいましたが八ヶ岳、北アルプス、浅間山などの雄大な展望を楽しむことができました。

<コースタイム>

内山峠8:41~9:35岩屋修験道場跡~10:12一杯水~10:40艫岩展望台10:49~11:28経塚山12:05

~12:40艫岩展望台~14:00内山峠

内山峠登山口から出発。

しばらく登っていくと荒船山の大絶壁が見えてきた。

黄葉がきれい。

だんだん荒船山の大絶壁が近づいてきた。

岩屋修験道場跡の岸壁の下を横切る。

艫岩が近づいてきた。

一杯水辺りの紅葉もきれいだった。

急登を登ると荒船山の頂上台地に着く。

艫岩とは荒船山を船に見立てたとき船尾に当たり、

高さ200メートルの絶壁がほぼ垂直に切れ落ちている。

200メートルの大絶壁上の艫岩展望台から下をのぞくと大迫力。

艫岩展望台からの浅間山

艫岩展望台からは北アルプスも見える。今日は新雪の北アルプスがぼんやりと見えた。

艫岩展望台で記念撮影。

艫岩展望台から経塚山までは黄葉に輝く頂上台地上をのんびりと歩く。

台地上の道は昨日の雨でグチョグチョで歩きづらい。

荒船山の頂上台地は溶岩台地だと思っていたら、そうではなく、大きな

カルデラの一部で固い安山岩の部分が侵食されずに台地上に残ったとのこと。

 

平らな頂上台地からぴょこっと飛び出た経塚山が荒船山の山頂

経塚山から八ヶ岳の赤岳が見えた。

赤や黄色の彩りの樹々を見ながら下山する。

 

下山途中に荒船山の大絶壁を望む。気のせいか朝よりも紅葉がきれいだ。

山荘あらふねに戻ると荒船山と荒船山の台地の右端に経塚山が見えた。

山荘あらふねからの八ヶ岳

帰路のバスの中から望む荒船山

バスはさらに荒船山に近づいた。さらに大絶壁の迫力が増す。