大菩薩の南の小金沢連稜にある牛奥ノ雁ヶ腹摺山は日本一長い名前の山。付近には雁ヶ腹摺山と笹子雁ヶ腹摺山と牛奥ノ雁ヶ腹摺山の3つの雁ヶ腹摺山がある。雁が腹を摺るように山を越えることからこの名前が付いたらしい。9月14日このうちの牛奥ノ雁ヶ腹摺山に登ってきた。この山は秀麗富岳12景の一つで晴れてい...れば富士山から南アルプスの展望が開ける素晴らしい山だ。
3連休の初日ということで、高速道路が渋滞、予定より1時間半程遅れて笹子トンネルを超えると、甲府盆地は快晴。甲斐駒ヶ岳から北岳、間ノ岳などの南アルプス連峰がきれいに見え期待に胸が膨らむ。湯ノ沢峠までの林道は舗装が途切れ、ダートになるとところどころ深い溝が走り車の底が擦れたりしてひやひやの運転となったが、無事湯ノ沢峠Pに到着。まずは湯ノ沢峠から白谷ノ丸・黒岳に向かって稜線を北上する。下界では快晴だった天気が、歩き出したころから稜線の東側から霧が流れてきて、残念ながら展望の利かないハイキングになってしまった。黒岳で大休止し、そこから牛奥ノ雁ヶ腹摺山まで倒木の深い原生林と草原の混交した稜線
晩夏、初秋の花を楽しみながら、秋風に吹かれながらの楽しいハイキング。

牛奥ノ雁ヶ腹摺山山頂で昼食を取り、同じ道を湯ノ沢峠に戻った。帰りにはやまと天目山温泉でアルカリ度の高いぬるぬるの温泉で汗を流し、今が旬のシャインマスカットをお土産に買って、帰路に就いた。浦安の「富水」で遅い夕食を食べながら、打ち上げ。朝5時半から22時までの長く、楽しい一日だった。

 

<コースタイム>

湯ノ沢峠P9:45~10:45白谷ノ丸10:50~11:10黒岳11:25~12:30牛奥ノ雁ヶ腹摺山13:15

~14:45白谷ノ丸15:05~15:40湯ノ沢峠P

 

湯ノ沢峠Pからスタート。ここまでの林道はかなり荒れていて、次来るときはタクシーかな。

湯ノ沢峠のカウンター。湯ノ沢峠から牛奥ノ雁ヶ腹摺山

に登った人は小金沢山に向かった人も含め、約500人

草原と森の気持ちの良い稜線を白谷ノ丸を目指す。

稜線にはいろいろな花が咲いていた。これはウメバチソウ。

ホタルブクロ

アザミ。蜜がおいしいのか必ず虫がとまっている。

アキノキリンソウ

キノコ。これは食べることができるかな。

イカリソウ

白谷ノ丸山頂からの南アルプスの展望。

望遠で南アルプスを撮ってみた。展望が聞いたのはこの時だけ。

あとは雲の中で展望が利かず。

黒岳が近づくと、稜線は深い原生林に覆われる。

マルバタケブキ

苔に覆われた樹にトリカブトが寄生

カニコウモリ

これは毒キノコだろう。

黒岳山頂。周囲は原生林で展望は聞かない。

ここからの登山道は倒木が多い。

原生林と草原が交互に現れる稜線を牛奥ノ雁ヶ腹摺山に向かう。

最後の登りに差し掛かった。

よく見かけるが、名前は不詳。

日本一長い名前の山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山山頂に到着。

山頂でランチタイム

牛奥ノ雁ヶ腹摺山から湯ノ沢峠に戻る。少し展望が利いてきた。

稜線の東側から雲が流れてくる。

ワレモコウ

霧の中の幻想的な森

草原を下る。

湯ノ沢峠に戻ってきました。お疲れ様。