著者の半生から、団塊世代が通ってきた時代を浮き彫りにする。

家族や著者を取り巻く様々な繋がり、著者の想いや仕事の変遷などが生き生きと伝わってくる。

社会背景という要素に関しては、同時代を過ごした世代には既知の内容が多くさらっとした印象になるかもしれない。

著者の作品も知らず、当時を知らない世代にとっては非常に興味深い内容ではないだろうか。

振り返ると親世代から60年代から70年代にかけて何があって、その中で何を感じて何をしていたか、ほとんど聞いたことはない。

これからを考えるために、これまでを知ること。
その大切さを感じる一冊だった。