さて、前回も書いたように、Loregaの真の貧困地帯は、墓地にあります。
今回は、その墓地の様子とそこに住む人々について紹介したいと思います。
その前に、Loregaの街を空間的に把握していただこうと思い
ここに二枚の航空写真を用意しました。
上がLoregaのDavis宅周辺
下が今の自分が住む和光市の自宅周辺の写真です。
ちなみに、上の写真のドロップピンが差しているあたりがDavisの家です。
両写真に写っている車の大きさが殆ど同じことから、この縮尺度がほぼ一致することが
わかると思いますが、まず二枚を比較して明らかなのが
その一軒一軒の家の大きさと家の密集度の違いです。
Loregaには、整備された道がない狭い地域に
非常に多くの家が密集しています。
ドロップピンの左に縦に走る細い筋があるのがわかると思いますが
これが前回まで紹介していた「通り」です。
そして、ピンの右側広がるのが墓地です。
家の立っていな場所に、白い小さなものが散らばっているのが墓です。
では、だいたいイメージがつかめたところで
今度は地上からの写真です。
これがピンの右側の墓場部分
比較的広く場所が取れるので
子供たちはバドミントンなどのスポーツをして遊んでいることも。

このあと自分も仲間に入れてもらいました笑
人々はいたってフレンドリーですが
英語を話せる人はほとんどいなかった気がします。
そして家の密集地
本当に迷路みたいで、歩けるところと言えば家と家の間の狭い通路くらい
そこらじゅうに洗濯物が干してあります。
見ての通り、ひとつひとつの家は非常に簡素な造りで、とても小さいです。
このような家に、家族全員で4~7人が住んでいます。

これは外で無邪気に遊ぶ子供たち。
この写真は今回フィリピンで撮った写真のなかでもかなりお気に入り。
こういう笑顔には胸が締め付けられます。
10年後も、20年後も、この笑顔を失わずにいて欲しい。
しかしそのような些細な願いを叶えることさえも簡単には許してくれないのが
今のLoregaの哀しき現状でもあるのです。
それでは、具体的にここに住む人々について簡単に紹介したいと思います。

最初に紹介するのは
Ornopia一家。写真に写っているのは子供二人のみですが
家族は五人です。
父親の名前はRosell Ornopia
父親はかつては麻薬の密売人で、自身も麻薬の常用者でしたが、
今は薬物とは関係を断ち、路上で水を売る商売をしています。
母親の名前はJoan Ornopia
彼女は以前は売春婦で、さらに父親と同じように薬物常用者でした。
しかし、今は仕事も薬物もやめ、近所に自分の調理したバナナを売ることで
苦しい家計を助けています。
二人の間には三人の子供がいるのですが
そのうちの二人は喘息で、日ごろから入退院を繰り返しており
その医療費がただでさえ厳しい経済状況をより一層苦しめています。
長男の名前はRosbell Ornopia
彼は今7歳で、本来なら小学校に通う年齢ですが
上記のように経済的な理由で学校に通うことができていません。
今すぐにでも支援の手を必要とている状況です。
次男の名前はJeros Ornopia
彼も同じく小学校に通うべき年齢ですが
長男と同じ理由で学校に通うことはできていません。
末っ子のRose Ornopiahは
まだ幼く、学校に通うべき年齢に達していませんが
このままでは長男・次男と同じような運命をたどってしまうでしょう。
続いてEturma一家
この家族は五人家族です。
母親の名前はAnaliza Eturma
彼女は仕事がありません。
父親の名前はJonathan Eturma
彼は今郵便局でバイトをしていますが、一時的なものであり
彼は今郵便局でバイトをしていますが、一時的なものであり
収入も家族五人を養うには不十分です。
長男は、病気で言葉を話すことができません。今は学校の特別学級で勉強しています。
長女は、学校に通うべき年齢ですが、経済的理由により通うことができていません。
両親はともに重度薬物常用者であり、現在行方が分からず家には帰ってきていません。
そのため家族の詳細はわかりませんでした。
彼らのボロボロの身なりからも、彼らの世話をしてくれる人が身近にいないことがわかります。
母親の名前はRodeliza A. Mabaga
彼女はジングルマザーであり、この三人の子供は全員彼女の子供ですが
父親はそれぞれ違います。
彼女は十分な教育を受けておらず、仕事と言えばときどき近所の人に頼まれる洗濯しかありません。
彼女の父親が、彼女の一家を支援していましたが、今はその父親も失職してしまったため
一家は支援を受けられていません。
長女はRodelyn Mabaga
彼女は現在教会からの支援のもと学校に通っています。
長男はFroilan Mabaga
彼は今、自分を支えてくれている叔父のために勉強しています。
そして末っ子はMichelle an A. Mabaga
彼女はまだ学校に通う年齢には達していませんが
このままでは金銭的にも学校に通うのは難しいでしょう。
以上、Loregaに住む家族を紹介しましたが
これはLoregaで貧困に苦しむ人々のほんの一部に過ぎません。
このほかにも、現地でインタビューした家族の写真があるので
参考までにここに載せます。
ここに載っている子供たちは、後ほど詳しく書きますが
土曜日になるとDavisの家でのチュートリアルクラスに来てくれているので
ほとんどの子供たちの仲良くなれました。
自分が子供たちが遊んでいるところを通ると
みんな「しゅん!」って名前を呼んでくれます。
そして飛び乗ってきます笑


これは今の自分のFacebookのプロフィール画像。
子供二人乗りの飛行機です!笑
なかなかのお気に入りです笑
さて、話を戻しましょう。
先ほど紹介したLoregaの人たちは、どうしてこのような貧困状況にあるのか?
簡単に言えば、「Loregaの人たちは貧困のスパイラルに陥っている」からです。
具体的な要因についての考察はここではひとまずおいておき
「貧困のスパイラル」の存在について説明しましょう。
これは非常にやさしく一般的な理論で
①両親が十分な教育を受けていない
↓
②十分な収入を得られる仕事につけない
↓
③子供に十分な教育を受けさせることができない
↓
④子供も十分な収入を得られる仕事に就くことができない
↓
⑤その子供が大人になり、子供ができる
↓
①に戻る
というものです。
これを見る限り、「一度貧困状態に陥ると二度と貧困から抜け出すことができない」
ということが言えますが、
これは必ずしも正しくなくて、もちろん貧困から抜け出す可能性は十分にありますし、
そもそもこのスパイラル自体が成り立たない社会経済状態というものもいくらでもあります。
それについて話すと非常に難しい話になってしま上に、
学歴社会を生きる日本人のみなさんにはこのスパイラルは理解しやすいと思うので
特に説明もなく「Loregaの人々は貧困のスパイラルに陥っている」ということを言わせてもらいます。
このスパイラル内部にいる人たちを確実に救いだすためには
外部からの支援が非常に有効です。
端的に言えば、「十分な教育を子供に受けさせてあげる」すなわち「教育支援」
もしくは「十分な収入を得られる仕事を両親に与える」すなわち「雇用創出」
この二つが重要です。
よって、HOPEでも、この二つの支援を事業の柱にしていきます。
「教育支援」の方は、幾分やることははっきりしています。
上で紹介したような学校に通っていない子供たちを学校に通えるようにする
すなわち、学費やその他必要経費を援助してあげる、ということです・
日本に比べれば、フィリピンの学校の学費は大幅に安いです。
一年に8000円あれば、教科書、文房具一式、制服、そして遠足などの費用を賄うのに
十分です。
そして、一番重要なことですが、実はフィリピンの小学校・高校の授業料は
つい最近無償化されました。
つまり、学費が払えないというのは正確には間違いで
学校に通い、勉強するための準備に必要なお金が払えないために
学校に行けていないに過ぎません。
あなたのほんの少しの支援で子供の、家族の、そして未来のLoregaを救うことができるのです。
では、もうひとつの柱、「雇用創出」
これは「教育支援」に比べると格段にハードルは高いです。
「人々にどうやって仕事を与え、なおかつ家計を支えるのに十分な給与を与えるのか?」
これについては、次回のブログで書きます!
それではまた!
長女はRodelyn Mabaga
彼女は現在教会からの支援のもと学校に通っています。
長男はFroilan Mabaga
彼は今、自分を支えてくれている叔父のために勉強しています。
そして末っ子はMichelle an A. Mabaga
彼女はまだ学校に通う年齢には達していませんが
このままでは金銭的にも学校に通うのは難しいでしょう。
以上、Loregaに住む家族を紹介しましたが
これはLoregaで貧困に苦しむ人々のほんの一部に過ぎません。
このほかにも、現地でインタビューした家族の写真があるので
参考までにここに載せます。
ここに載っている子供たちは、後ほど詳しく書きますが
土曜日になるとDavisの家でのチュートリアルクラスに来てくれているので
ほとんどの子供たちの仲良くなれました。
自分が子供たちが遊んでいるところを通ると
みんな「しゅん!」って名前を呼んでくれます。
そして飛び乗ってきます笑


これは今の自分のFacebookのプロフィール画像。
子供二人乗りの飛行機です!笑
なかなかのお気に入りです笑
さて、話を戻しましょう。
先ほど紹介したLoregaの人たちは、どうしてこのような貧困状況にあるのか?
簡単に言えば、「Loregaの人たちは貧困のスパイラルに陥っている」からです。
具体的な要因についての考察はここではひとまずおいておき
「貧困のスパイラル」の存在について説明しましょう。
これは非常にやさしく一般的な理論で
①両親が十分な教育を受けていない
↓
②十分な収入を得られる仕事につけない
↓
③子供に十分な教育を受けさせることができない
↓
④子供も十分な収入を得られる仕事に就くことができない
↓
⑤その子供が大人になり、子供ができる
↓
①に戻る
というものです。
これを見る限り、「一度貧困状態に陥ると二度と貧困から抜け出すことができない」
ということが言えますが、
これは必ずしも正しくなくて、もちろん貧困から抜け出す可能性は十分にありますし、
そもそもこのスパイラル自体が成り立たない社会経済状態というものもいくらでもあります。
それについて話すと非常に難しい話になってしま上に、
学歴社会を生きる日本人のみなさんにはこのスパイラルは理解しやすいと思うので
特に説明もなく「Loregaの人々は貧困のスパイラルに陥っている」ということを言わせてもらいます。
このスパイラル内部にいる人たちを確実に救いだすためには
外部からの支援が非常に有効です。
端的に言えば、「十分な教育を子供に受けさせてあげる」すなわち「教育支援」
もしくは「十分な収入を得られる仕事を両親に与える」すなわち「雇用創出」
この二つが重要です。
よって、HOPEでも、この二つの支援を事業の柱にしていきます。
「教育支援」の方は、幾分やることははっきりしています。
上で紹介したような学校に通っていない子供たちを学校に通えるようにする
すなわち、学費やその他必要経費を援助してあげる、ということです・
日本に比べれば、フィリピンの学校の学費は大幅に安いです。
一年に8000円あれば、教科書、文房具一式、制服、そして遠足などの費用を賄うのに
十分です。
そして、一番重要なことですが、実はフィリピンの小学校・高校の授業料は
つい最近無償化されました。
つまり、学費が払えないというのは正確には間違いで
学校に通い、勉強するための準備に必要なお金が払えないために
学校に行けていないに過ぎません。
あなたのほんの少しの支援で子供の、家族の、そして未来のLoregaを救うことができるのです。
では、もうひとつの柱、「雇用創出」
これは「教育支援」に比べると格段にハードルは高いです。
「人々にどうやって仕事を与え、なおかつ家計を支えるのに十分な給与を与えるのか?」
これについては、次回のブログで書きます!
それではまた!










