ザル試算続けてきた農水省にどれだけの試算能力がそもそもあるのかに疑問が残る。この数字が増産方針の下支えになるのか否かってのは、算出根拠がどうなっているかが鍵になるかと思う。
試算するメンバーを総入れ替えし、第三者も入れて試算したのか。今までのメンバーが新しい要素足すだけ足して試算した結果なのか。
24年は夏場に南海トラフ巨大地震の注意喚起によって、買い込みが発生し家庭備蓄米が発生している。この特需的なものをどう計算したのか気になるところ。
また何より多くの家庭は安くても美味しくない備蓄米より、それなりのブランド米以上を望み高くても買っている。そこに手が届かない家庭や、給食などの予算上限があるところへの手配りをどう考えているのかも知りたい。
あと備蓄米放出後も、備蓄米は緊急時のリスクヘッジとして必要なものをどう調達するのかってことも関係してくる話しでもあると思う。
何かこの試算をそのまま鵜呑みにして増産に舵を切るってのは、やっつけ仕事でやった試算への対応みたいで、将来の失敗に繋がる気がしていならない。
減反政策を支持する訳じゃ決してない。ただこの試算に基づいた増産計画や増産方針決定には、ちょっと納得がいかない。もっとしっかりとした試算に基づき、減反政策を取り止めても増産はここまでとか制限かけるなど考えるか。
それとも好きなように作ってくださいってフリーにしてしまい、米輸出国家を目指すってのも考え方としてある。品質など考えれば各国の嗜好に合うかどうかって問題はあるが、高いレベルの米だと思うので勝負は出来そうな気がする。
きっちりした方針を決め、その方針に向かい将来の不確実性への対応を考慮しながら何をやっていくかってことを考えて政策決定して欲しい。
政府の試算は外してもロクな反省せずに、試算は試算でしかないですからって態度で言い訳並べるだけ。昔から同じ方法でって、無能のセリフを平気で言う。何のための試算なのかって考えない。悪い意味でお役所仕事の前例主義。
コロコロ方法を変えては比較出来なくなるが、現状に合わない試算に意味があるとは思えない。歴史書編纂でもするなら意味あるかもだが・・・。
色んなところが、同じように米需要試算して農水省試算と比較して欲しい。農水省試算だけじゃ怖くて政策決定の核にはならない気がする。って言える人たちが首相、大臣、副大臣などになって欲しい。

