どうして釣行毎に天気が悪くなるのでしょう・・・
偶然とは思えないほどの妨害・・
 
この釣りの期限はもうあとわずか。
 
大雨の中、一晩中は無理。しかし土砂降りになっても夜10時までの半夜釣りなら一人でも平気。
 
そう言う訳で今回は柏島に決定しますがいざ連絡するとどこの渡船もつれない返事。
 
最後に連絡した渡船だけ何とかOKの返事が返ってきたので一人で走ります。
 
 
映画「釣りバカ日誌」にも映った柏島の橋。ここから飛び降りる人が増えたのか
「飛び降り禁止」の立て札が。
 
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夜は東の風が吹き、波も高くなるようなので柏島全体で私一人独占状態でしたが磯上がりも限定され幸島のナダレへ。
 
 
 
ナダレは激流で釣りにくいからダンへ行きたいと言うと
「今日は緩い上りや大丈夫」
 
幸島へ向かいます。右端が「ナダレ」
 
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10時には忘れず迎えに来てね!
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釣り座は良いんですが両サイドにシモリがあって流し難いのです。
イサキのカゴ釣りポイントですね。初夏には沢山釣れていました。
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上がった時点では稀にみる鏡のようなべた凪でほぼ無風状態。
荒れる気配など無く遠くに見るグンカンやアンパンをよだれを垂らしながら見ていました。
 
指を咥えて見ていても仕方ありません。早速、準備をします。
今日はフカセ一本に絞って戦闘開始です。
 
ゆっくりと上り潮が左へ流れます。
釣り座付近へ攻めていると早速来ました。常連さん!
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何故かウツボも沢山針掛かりして来ます。
 
出た!さらにこんなのも!まるでエイリアンの幼虫です!
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ゲゲ 気持ち悪~
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ところが4時を過ぎた頃から東側、トビワタリ付近でさざ波が立ち始め見る見るうちにこちらまで範囲が広がり激流となってしまいました。
 
そんな中、初めてのアタリが。
 
きつい流れの中、仕掛けを止めていたらウキが沈み込みます。
またヤガラか?と思った瞬間、ドン!!とひったくられます。
 
咄嗟に竿を立てますが勢いで4~5歩持っていかれ、座り込みますがウキよりだいぶ上のほうで切られます。
 
おしい~ 多分青物。しかしここのポイントは釣り座の前に沈み根が張り出している個所が多く取り込みは難しい感じです。
 
しかしまともなアタリはこれだけで無情にも激流は止まりません。
 
餌の無駄使いは出来ません。満潮は20時、恐らく潮止まりになるこの時に賭けるしかありません。
 
撒餌さの追加の準備や仕掛けの点検などをしてこの時を待ちますが何やら怪しい雲行き。
 
遥か東の上空で稲妻の光がピカピカ。
こっちに来ないでくれ!と祈るばかりです。
 
19時10分を過ぎた頃予想通り潮の流れが緩み始めすぐにピタリと止まります。
 
今がチャンス!!巻き餌を多めに打って気合を入れます。
 
最初にウキ沈めてくれたのは30㎝弱のアカバ。当然キープです。
 
そして19時半頃、ケミホタルの灯ったウキがグン!と沈み込み更に竿をひったくるまで沈み込みました。
 
来た!!
 
懐かしい強烈な引きです。非力の私ではスタンディングでは無理!
座り込んで力いっぱい引っ張り強引に巻きます。・・がなんせ久しぶりの強烈なアタリ、ラインが切れないかと不安がよぎります。
 
竿さばきや魚のコントロールなんかする余裕はありません。腕もありませんが?
 
ただひたすらに魚を浮かす事だけに集中しますがまるで青物パワー。
簡単には浮いてくれません。
 
切れるな切れるな・・そう願いながら必死で巻いていると水面でバシャバシャと音が・・
ライトを照らすとそこには紛れもないシブダイの姿が!
 
今日はしっかり玉網を脇に置いていましたので余裕で掬い上げ無事GET!
 
12号のハリスは瀬ヅレでササクレ立っていました。
 
恋い焦がれていたシブダイ。喜びでいっぱい!すぐにスカリに入れ活かしておきます。
ハリスの点検をして再度打ちこみますが次のアタリはすぐに来ました。
 
今度のは更に強烈でした。
 
座り込んで応戦しますが道糸が分断されそうなパワーです。
同じく座り込んで力いっぱい仰け反り綱引きをします。
体ごと持って行かれそうです。
 
何とか行けるか?そう思った瞬間、更なる爆発的なパワーで竿を持っていかれ軽くなりました。
 
仕掛けを上げて見るとサルカンの所でハリスが綺麗に無くなっています。
 
結び解けか?いや
太ハリスを使うため針とサルカンにはしっかり結ぶ事をいつも意識しています。今後はもっと強い結びを覚えるという課題が出来ました。
 
更なるアタリは仕掛けを作りなおして投入後、外道たちの活性も上がったのかカマスやウツボが邪魔をします。
 
カマスは針の上のほうのハリスもザラザラにするので掛ける度に直します。
ウツボならハリス全部交換で凄く時間を無駄にするのです。
 
この頃から風もきつくなりゴロゴロと雷も鳴り始め霧雨状態だった雨も大粒になり本格的な土砂降りです。風波も大きくなってきました。
 
やっと地合いになってこれか!全くもって天候に恵まれません・・。
雷にビビりながらも地合いを逃す訳にはいきません。
 
しかしさすがは船頭。こうなることは予想していたのですね!
不満に思ってごめんなさい。
 
 
 
何匹ものカマスやウツボと闘っていたらまたあの強烈なウキの沈み込みが!
 
こいつも強烈!またもや座り込んで戦闘開始ですが獲れる気がしないと思った瞬間、ウキの下のからまん棒の辺りで切れていました。
恐らく瀬ヅレでしょう。
 
今回は外道の邪魔や仕掛けの作り直しが異常に多く地合いの間、効率的に釣りが出来ず本命一枚に終わってしまいましたが貴重な一枚を釣り上げ安堵しました。
 
それから後、上り潮に変わりアタリも遠のき最後に30㎝弱のコロダイを釣り上げ
納竿となりました。
この頃は風も雨も横殴りになり釣りする状態ではありませんでした。
ちょうど船も迎えに来る時間です。
 
ラインを切って行った魚は多分タマミでしょう。
 
恐らく60㎝以上の良型~大型でしょうか?パワーが半端なくありましたから・・・
 
港に帰って計測すると46~7㎝。若干サイズに不満が残るも嬉しい一枚となりました。食べても美味しいサイズ。
 
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それとこの釣りをする場合、足摺以外では船頭のアドバイスや知識は当てになりません。
 
船頭に見せると「黒点のモンツキのことだと思った」とかカゴ釣りでのイサキ狙いの外道でしか釣れない魚だと思っていたそうで「フカセ釣った」と言うと不思議そうにしていました。
しかしこれで「ナダレ」でもシブダイは居る事がわかりました。
 
まあ専門で狙う人少ないですからね。
 
今回使用した道具と仕掛けです。参考までに・・
 
ロッド:がまかつ慶良間スペシャル5号
リール:ダイワ カルディア4000
道糸 :サンライン 磯スペシャル遠投8号
ハリス:ダイワ船ハリス12号
針  :金竜ヒラマサ14号
ウキ :EVA発砲5~8号対応
錘  :中通し楕円型6号