今年も残り11ヶ月になりました
早い…マジで1ヶ月経つの早くね?
いつの間にか
冬季オリンピック
始まるみたいやし
歳を取ると倍速で時間が流れてる気がする…
頑張っていきまっしょい!!!
気になるCVTの全バラし作業
原因が知りたくて故障探求してみましたの巻です
事の発端は冷間時にエンジンのハンチング現象
DまたはRレンジに入れたらエンジンストールする
走行時の変速の違和感、ショック症状など…
多岐に渡り不具合が確認された車両なのですが、依頼主の希望でCVTクリーニングと消耗品の交換、CVTFの圧送交換を依頼されたのです
ここまで症状が酷いと改善の見込みはゼロですよ
CVTの載せ替えが最良の道です
しかし、言う事を聞かない…
ダメ元でやって下さいと…
結果は改善せず
もちろんオイルパンからも小さな鉄のカケラが出てました、その時点で止めれば良いのに続行指示
お金の無駄遣いとはこの事です
結論、CVT載せ替え
15L圧送交換したはずのCVTFもご覧の通り砂鉄混じりの汚いオイル色です
無駄なんですよ、内部不良起こしてるんですから…
エンジンミッション丸ごと摘出しました
空中浮遊してるルークス
下から見たらこんな感じになってます
何もないスッカラカン
今回は予算の都合上、中古のCVTです
6万キロ台の良品が有ったので良かった
この車両ターボなんで、なかなか適合するCVTがなかったのです
多方面に探して頂いて、尚且つ良品が欲しかったので良かったです
ちなみにCVTコントロールも同時に変えます
適合性が合わないと、まともに走れないのです
エンジン回転もバラつくし、アクセルの反応も悪くなります
おそらくリプロとか初期設定すれば改善するのでしょうが、僕にはその知識と技術がまだありません
載せ替えたCVTも洗浄作業を行います
排出したCVTF
結構汚れてる様に見えますが、まだ緑が残ってる感じでした
前のオーナーもメンテナンスをしてたのでしょう
マグネットの鉄粉も通常の感じ
違和感や鉄のカケラも無く良さそうです
綺麗に洗浄して準備万端です
ストレーナーもお役御免
新品のストレーナーに仕事を引き継ぎます
1番重要なポンプフィルターも新品に交換します
コレを変えないって人は居ないと思う
だって部品代1,000円位ですよ
結構な頻度で存在してるくせに、設定が無いって言われます
その場合は同型のCVT搭載車両のデータから部品を剪定して交換部品を調達してます
さて予備補充からの圧送交換開始です
いきなりですが、予備補充5Lからの圧送10Lしてアイドリングクリーニング20分、時間を置いてさらに5Lの圧送交換した後の画像です
だいぶ綺麗になったと思います
透明度もあるので、これで完了と致しました
また1〜2万キロ走って圧送交換しましょうね
そんでもって本題の何が原因なのかバラバラにします
外せる所をガンガン外します
コレはデフですね
特にベアリングやギア欠けは無かった
オイルポンプの部分です
外観状何も悪く無さそう
多版クラッチが入ってたケース
割れや、欠けなど不具合見つからず…
クラッチパックもバラしたけど、クラッチファーシングなどの変な擦り減りや破損は見受けられず…
プラネタリギア?も悪くなさそう…
これだけバラしたのに、目立った損傷が見受けられない…
何処から摩耗した鉄粉は発生してるのか?
更にバラした時に判明しました!!
コイツが元凶ですね
オイルポンプを駆動する為のギア
その軸受けがガタガタでした
取り外したらベアリングがボロボロ
ケースもご覧の通り接触して削れてます
この鉄粉だったのか…そら壊れるわ
ポンプ圧もまともに掛かって無かったのでしょう
内部の潤滑不良により、色んな症状を引き起こしてた様子です
原因が分かってホッとしました
皆さんもATF、CVTFは
定期的に交換して下さいね
壊れてからじゃ、お金掛かってしゃーないよ
ほなまたね
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