最近というか、ここ1、2年くらい、私は自分の心の動き(感情)をコンパスのように使って来た。

こう、胃の辺りと言うかみぞおちあたりと言うか、その辺がどんな感じなのか、意識してみると、自分の状態が分かりやすくなる。

もちろん嫌な事や、緊張する事(ストレス)があると、その辺りがイヤーな感じがする。

ぎゅっと締め付けられる感じだったり、重たーい感じだったり。

逆に嬉しい事とか、気持ちのいい事があると、その辺りが軽かったり、ほわっと暖かい感じだったりする。

これは、本能に近いものなのだと思うのだけれど、経験から蓄積された体の判断機能でもある。

怖い思いをした経験があると、それに近い状況が起こりそうなとき、胃のあたりがぎゅっとなるのは、そのためだ。

でも、経験がそうだったからと言って、それに近い状況でも同じことが起こるとは限らない。



iTunesのポッドキャストの"Just for women"で言っていた事なのだけれど、女が男を見てドッキーン!と惹かれる場合、それは本能の判断らしい。

例えば、強そうな男の腕とか、男らしい張りのある声とか、好みのポイントはそれぞれだろうけれど、それは、その男のDNAをもらえー!と本能が知らせている、らしい。男のフェロモンを嗅いだ時、とも言える。

で、そうなると、脳からテストステロン(男性ホルモン)が出て、女は狩人になる。

そりゃ、強い男の精子をもらうのは子孫繁栄の重要なポイントであるわけで、ドッキーンとしたら、もう、それを止めるすべはない。(苦笑)

で、ここで問題になるのは、テストステロンの働きでアグレッシブになっている状態は「本当の私」の状態ではない、と言う事らしい。

例えばPMSなんかで情緒不安定になっている時って、「何で私こんなに弱いんだろう?」と思う程感情的になって、すぐに泣いたり、「私って短気!」って思う程ちょっとした事にイライラしてしまうのと同じ感じ。これは、黄体ホルモン(プロゲステロン)の仕業。



さて、振り返ってみると、本命君にドッキーン!とした私は、確かに狩人になった。(苦笑)

彼と一緒にいると、気が緩む事はなかった。(緊張していたと言う意識はないけれど、安心感はあまりなかったな)

で、確かに、結婚とか、子供とかあまり興味ないけれど、本命君の子供なら欲しい、って思っていた。

本命君に会った次の日なんかは、仕事もバリバリとはかどったし、本命君と関係を持っていた2年半の間に、私は確かに色々な事をアグレッシブにやって来た気がする。

これが全部、私の本能が本命君のDNAを求めて、テストステロンを分泌して、そのホルモンのなせるわざとしたら、すごい。


すごいぞ、本能!


が、本能は子孫繁栄のためだけに働くので、私が幸せになるかどうかは、全く関与しない、と言うのが問題なのだ。(苦笑)



私は体の言う事に耳を傾けながら、頑張ったし、出来る事はやった。

けれど、結局本能が目的とした本命君のDNA獲得には失敗した。(今の所、としておこう。笑)

つまり、あるポイントまでは本能はものすごい役割を果たすのだけれど、まあ、幸せに導いてくれるとは限らない、って言う事だ。



しかし、ここで書いておきたい事は、

幸せとは気持ちの持ち方一つである

と言う事。



他人がどう言おうが、社会的にどんな不利な立場であろうが、当人が好きな人と一緒にいる事が出来て、その時間がその人の人生に豊かさや暖かさをもたらすならば、本人は、幸せなのだ。

そこまで、自分の感覚のみを信じて、生きて行くと言うのは、並大抵の強さがないと無理だとは思うけれど。


でも、可能だ。