中学の修学旅行でバスガイドをしてくれたお姉さんは、すごく可愛い人だった。


すごく可愛くて、今でも思い出すと目じりが緩む。


そのお姉さんは、もうすぐ結婚すると、嬉しそうに話してくれた。


中学生の私たちは興味深々で「どこで出会ったの?どうやって出会ったの?」と根掘り葉掘り聞いた。


修学旅行が終わって、住所交換をお願いしたら、快く教えてくれて、一度手紙をもらった事がある。


そこには確か、運命の人と出会うと、分かるのよ、って書いてあったような記憶がある。


それから、それが本当なのか、結婚するような年齢の人と交流もなく、確かめる術もなく、ただ、そういう話を雑誌の体験談で読んだりはしていたけれど。


でも、半分半分くらいの割合で「運命を感じた」と言う人がいる。


でも・・・・・。


私の知っている人で、年配の方だけれど、病気の奥さんがいる男性が、未亡人(つまりシングル)の女性に「運命を感じる。出会ってしまった。」などと言っているが、女性の方は「勝手に言わせとけって思ってる」と言っているのを知っている。


他にも、女性の方が一方的に運命を感じているけれど、男性の方はその彼女との結婚は「世界の終わり」と思っていると、聞かされたこともある。ちなみに、このカップルは結婚したのだけれど。女性の方は幸せなのだろうけれど、二人を見ていると幸せそうには見えない。


運命の人と出会うと、物事はものすごくすんなりと、自然に流れていく、と聞いたことがある。


楽に、大きな力に身を任せて、と思っていて、気持ちを楽に、流されていこうと思うけれど、努力は必要ないのだろうか?


後者の結婚したカップルは、彼女の方はものすごい努力をしたと思わなくもない。


「君は僕の人生をむちゃくちゃにした」(付き合わなければ、もっといい女性と付き合えたのに、と言う意味)と、彼に言われながらも、彼と付き合うことを諦めなかったのだから。


私にしてみたら、冗談じゃない、そんなことを言う男はこっちから願い下げだ。


でも、結果(まだ人生終わってないけれど)、彼女は自分が欲しかったものを手に入れている。


他にも、粘りがちで結婚をした女性を知っている。


だいたいジョンだって、結婚した奥さんに一目ぼれ、運命だと思って結婚したけれど、結局別れているし。



簡単に諦めずに、努力して手に入れるのも、運命なのか?


問題なくすんなり事が運ぶのが運命なのか?


そもそも、運命なんて、あるのか?


何に耳を傾けて、何を信じて、どちらに向かって進めば良いのか、もう分からない・・・。