皆さんは怒りっぽいですか?


私はほとんどと言っていいほど、怒りません。

そりゃ、ムッとする事は世の中一杯ありますが。(苦笑)


ただ、本当にふつふつと腹が煮え繰り返って、怒りと憎しみを持った事が一時期ありました。


対象は、アメリカの文化、アメリカの男達、アメリカそのもの。


自分でも、その感情はとてもネガティブなものだと、そんな物が私の中にもあったんだと、驚くくらい、黒くぶすぶすと燻っていました。


今まで、そんな感情を持った事はなかったのに。


過去の彼氏に「みあは全然怒らないから好き」と言った人もいました。


皆そんなに怒ってるの???


そして、この怒りと憎しみはどこから来るのだろう、なぜ芽生えたんだろうと、分析してみました。


そのときの私は、傷ついて、傷ついて、それでも立ち上がろうと必死で、でも誰も手を差し伸べてくれなくて、辛かったんです。

自分を保つのに精一杯でした。

アイデンティティ・クライシスに陥っていた時でした。


周りを攻撃する事で自分を守ろうとしていたのでしょう。憎しみと怒りで、周りを見ていました。


こんな感情を持ったことがなかった私をここまで追い詰めて、なんて、あいつらのせいだ。あいつらが悪い。

助けて。

こんな黒い感情、持ち続けたくない。

誰か助けて。


そんな感じでした。


精神科医(Dr Phil)が問題を解決する番組で、口汚くののしりあう夫婦が、助けを求めて来ていました。


息子もいて、息子にもひどい態度で、いつも厳しく当たっていました。


驚いたのは、この夫の方、自分が人に優しく接する事ができない事を、自覚していませんでした。


痛み、傷つき、常に誰かを攻撃しないと自分を保つ事ができない事を、恐らく小さい頃からしていたのでしょう、それが普通になっていて、人の失敗や弱さを指摘して攻撃して、それを「正しい事」として正当化して、生きてきたようです。


知らなければ、分からなければ、それはその人の中では存在しない。


彼の周りには深い愛情で彼を許したり、包んだり出来る人がいなかったのでしょう。


だから、彼はどうしたら人に優しい気持ちをもてるのか、許す事が出来るのか、分からなかったのでしょう。




自分が必死な時は、人を愛する事は難しいです。


可哀想という、同情がいいのかどうか、微妙なところですが、

「怒りと憎しみに満たされた自分を許して良いんだよ。貴方は傷つけられて、とても辛かったんだね。」

そんな風に声をかけてあげたい。


怒りと憎しみに満ちた生活なんて、何にもキラキラしてない。


あなたを傷つけた人も、多分傷ついて傷ついて、ボロボロだったんだね。きっと必死に自分を保とうとしていたんだね。


でも、怒りや憎しみを持ったままだと、どんどん自分が小さくなって魂が削られていく気がします。


助けてあげたい。

私にも、そのときの苦しみを味わった時期があったから。分かるよ。


SOSのサインなんですね、怒りは。


だから、怒りと憎しみを持ってる人があなたを傷つけたら、その人はもう、一杯、一杯傷ついている人。

そして、許して、優しくなる事を、怖がって心を閉ざしている人。


ゆっくりと、氷を溶かすように、そっと手を差し伸べる事が出来たら、その人のSOSを受け止める事が出来たら、きっと世の中はもっと愛に満ちて素敵な場所になると、そう信じています。