星の日が終わり、いつも通りの授業。
エンゼル
「ミニーちゃん、、、いない……」
ボクは辺りを探したがミニーちゃんはいなかった
エンゼル
「ミニーちゃんまさかサボってる?」って
言える状況じゃないか…………
もしかしたらボクのせいで学校に来るのが嫌になったかもしれないのに
直接ミニーちゃんのお家に行くことも出来るけど………
もうミニーちゃんを怖がらせたくない…
もう、諦めることだって出来るのに、
出来ないのはボクが、臆病だから…??
エンゼル
「もう1度ミニーちゃんとお話したいよ…」
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ユウ
「わわ!!ミニーさん?!大丈夫、、なわけないか………」
あたし、、、
全部エンゼルのせいにしてた…
ミニー
「龍騎士様、、、アタシ、エンゼルに謝りたい、、もう1度お友達に戻りたい……でも、もし失敗したらと思うと怖いよ…」
アタシ、なんで龍騎士様にこんな話しているの……
こんな弱虫な自分なんか嫌い…
ユウ
「ミニーさん、自分の素直な気持ちをエンゼルに伝えてみて。気持ちを伝えてみたらエンゼルも分かってくれると思うよ。何事もやらないと分からない。龍騎士も同じ、誰も最初バグウェルに勝てるかどうか分からない。それでも勇者は自分を信じて闘いに挑む!」
ミニー
「龍騎士様………龍騎士様のおかげでアタシ、エンゼルに会う決意が出来ました…!!」
何事でも、やってみないと分からない
今すぐエンゼルに会いに行かなきゃ!
ユウ
「……」
「ミニーさん…昔より、強くなったね…‼︎」
ユウは勢いよく前を駆け出したミニーの後ろ姿を見ながらそう言ったのであった
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ミニーちゃんはとても面白い子でボクのパパの事が大好き
ミニーちゃんも龍騎士がカッコイイって思ってる
初めてボクに共通の仲間が増えた気がした
そんなボクはミニーちゃんに嫌な事をしてしまった…
みんなボクのこと考えすぎって言う…
ボクは人を傷つけたままで終わりたくないのに……
謝れないままボクは生きていくの??
そう思った直後、誰かがボクを呼んでる声がした
「エンゼル」
エンゼル
「ミニーちゃん?!」
そこに居たのはミニーちゃんだった
エンゼル
「ミニーちゃん…この前はごめんなさい」
ミニー
「いいえ、エンゼルは何も悪くないわ、アタシの方こそごめんなさい……」
ミニー
「アタシ、ずっと考えてたの…エンゼルがアタシのせいで悲しんでたらどうしようって……アタシ、エンゼルに寝顔を見られたのが恥ずかしくってつい…」
エンゼル
「ボクもミニーちゃんがボクのせいで悲しんでるのが嫌でずっと考えてた……ボクも約束の時間守らなかったのが悪かった」
ミニー
「じゃあ、アタシたち仲直りしよ?」
エンゼル
「うん!!仲直りしよ!ボクまたミニーちゃんのお話聞きたい!!ミニーちゃんとずっと喧嘩は嫌だ!」
ミニー
「うんうん!仲直り!!へへ……エンゼル、実はねアタシ、エンゼルがアタシにずっと謝りたいって知った時嬉しかったんだ〜…エンゼルって本当に優しいね」
ボクがこんなにも考えすぎな理由
それはもしかしたら《ミニーちゃん》だからかも
エンゼル
「仲直りした記念に久しぶりに遊ぼうよ」
ミニー
「うん!遊ぼう!」
ミニー
「エンゼルと遊ぶの久しぶり!やっぱりエンゼルと遊ぶのは楽しい〜」
エンゼル
「ボクも楽しいよ!!これまでずっと悩んで来たのが嘘みたい…」
ミニー
「これからもし喧嘩してもずっと友達だからね!!」
エンゼル
「うん!ずっと友達だよ!」
この日ボクはミニーちゃんとずっと遊んだ
かけっこをして遊んで ミニーちゃんが話すお話も聞いた
前よりミニーちゃんと仲が深まった気がする
この前のことも、ちゃんと仲直りできて良かった!
でもどうしてだろう?仲直りできたのに
ボクまだミニーちゃんのこと考えてる……なぜ???
ローゼル
「ぼくびっくりさせてないもーん!!一緒に帰ろーよ!」
エンゼル
「もーわかったから!暴れないで!!」
ま、ミニーちゃんと仲直り出来たし
今日はもう遅いから考えるのはまた明日!!
エンゼルは弟のローゼルと共に家へ帰っていったのであった